私用と言えども「動画・音楽のダウンロードは違法」
文化庁長官の諮問機関・文化審議会著作権分科会に設けられた「私的録音録画小委員会」は、第15会合で「違法サイト」からの動画・音楽のダウンロードは違法とする方向でまとまりました。
これにより、携帯電話向けサイトにアップロードされた違法着うたや、P2Pファイル交換ネットワーク上に違法アップロードされた映画・音楽などをダウンロードしたユーザが法に触れることになります。(※注:「ニコニコ動画」や「YouTube」などストリーミング視聴は含まない)
いままでも動画や音楽をアップロードする行為は違法とされていましたが、私的使用を目的としたダウンロードは、CDをMDにコピーするのと同じように違法性はありませんでした。
音楽や動画のダウンロードについては、CD・DVDの売上に影響しているとして違法性を訴えてきた日本レコード協会側と、違法とされれば悪意のない多くのユーザーが潜在的犯罪者になると反対してきたジャーナリストや利用ユーザによって以前から議論されてきました。
ここ数年、音楽CDの売上が落ち込んでいることは確かですが、全てが違法ダウンロードのせいかというとそうとは言えません。一般ユーザは、CDよりダウンロードの方が便利だから音楽をダウンロードするのです。個人的にはダウンロードを違法化したとしても、CDの売上はさほど上がらないと思っています。
違法化したところで、ダウンロードするソフトが存在する限り、違法ダウンロードユーザは減りません。Winnyで個人情報が漏れようが、大手企業の顧客情報が流れようが、開発者が捕まろうが、ユーザは、利用を止めません。仮にWinnyやWinMX、Share、torrentなどのP2Pソフトがこの世から姿を消したとしても、必ずそれに変わるソフトが開発されます。
CDが売れなくなったのは時代の流れであり、買ってまで聞こう、買ってまで見ようと思う人たちが少なくなったのが現状です。ドラマの視聴率が落ち込んでいるのと同じように、時代の流れに逆行しようとダダをこねても、何の解決にもなりません。
IPアドレスから個人を特定し、何百万人といる違法ダウンロードユーザを取り締まるのに、一体いくらの無駄金が必要になるのでしょうか?
違法化したところで何の抑止力にもなりません。
まさに、「木を見て森を見ず」といった感じです。
※決して違法ダウンロードを助長しているわけではありません。決して。
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