2008/5/6
Filed under: 2- yahoo, 3- MSN — パシフィカス @ 8:51:44

マイクロソフトがヤフー買収を断念、そのとき株価はどう動いた

マイクロソフトによるヤフー買収の件は、TOBも含めて断念するというなんとも後味のよくない結果となりました。

マイクロソフトは、買収額を1株31ドルから33ドルへ引き上げて交渉を行いましたが、ヤフーは求めていた37ドルを譲らず買収断念となりました。

敵対的TOBも漂わせ、ヤフーにとって逃れられない状況を作ったマイクロソフトですが、意外にあっさりと断られた形となりました。

買収提案取り下げ発表後の両社の株価

マイクロソフト

マイクロソフトの株主にとっては、ヤフー買収提案はマイナス要素でしかなく、33ドルほどで推移していた株価が買収提案発表後には27ドルまで下げる場面もありました。

買収提案取り下げ後の昨夜の株価は、寄り付き後は30ドルを超えましたが、その後は右肩下がりとなり、結局前日比+0.16ドルの29.08ドルで引けています。

マイクロソフトにとってヤフーの買収は、どうでも良かったと言うことでしょうか。

マイクロソフト

ヤフー

ヤフーの株主にとっては買収提案はプラス要素となり、19ドルだった株価がマイクロソフトの買収提案額の31ドルに鞘寄せされる形となり、29ドルほどで推移していました。

買収提案取り下げ後の昨夜の株価は、予想通りの暴落となり一時前日比-20%となる22.97ドルまで下落しましたが、それ以上下げることは無く終値は24.37ドルとなっています。

今夜どうなるかは分かりませんが、20ドルを割るかもしれない可能性があっただけに、さほど下げなかった印象を受けました。

ヤフー

株価下落後の敵対的TOBの可能性

SEO塾のライオン丸さんも仰っていますが、ヤフーの株価が下落した後に敵対的TOBを発表する可能性は残っているのかもしれません。

しかし、買収断念を発表した直後に敵対的TOB発表では、あまりにも既存株主を馬鹿にした行為といえ、個人的にはマイクロソフトには完全にヤフーから手を引いて欲しいところです。

振り回される米日の個人投資家

正式発表後にしか情報を得られない個人投資家にとって、今回の買収提案から買収断念までの数カ月間は、両社に振り回わされた結果となったことでしょう。

昨夜に買収合意が発表されるとの観測も流れたことにより、金曜日に大きく買った個人投資家もいたことでしょう。

そんな中、買収提案取り下げとの発表があり、ヤフーを購入した多くの投資家がはめられた結果となりました。

米ヤフーの買収提案は、当然日本ヤフーの株価にも影響を与え、2/1の買収提案発表後の翌営業日である2/4のヤフー株価は、前日比+4,000円のストップ高まで買われました。

ヤフーの大株主であるソフトバンクもその影響を受け、2/4は前日比+300円のストップ高となりました。

日ヤフー

ソフトバンク

その後の株価を見る限りでは、米ヤフーの買収提案が日本の企業に与えた影響は、それほど大きくはなかったと言えるのかもしれませんが、明日のヤフーとソフトバンクの株価は下落となるでしょう。

ヤフーは他の新興銘柄にも影響を与えるので、明日のIT関連銘柄は厳しいことになるのかもしれません。

ヤフーを連休前に買った人には非常に残念な結果となりましたが、個人が投げきった頃にマイクロソフトによる米ヤフーの敵対的TOBが発表されるのかもしれません。

振り回され続ける個人投資家・・・

2008/4/6
Filed under: 2- yahoo, 検索エンジン, 3- MSN — パシフィカス @ 9:50:11

マイクロソフト、敵対的買収へ向けヤフーに最後通告

マイクロソフトの買収提案はどうなった

2カ月ほど前にマイクロソフトによるヤフー買収提案が発表されましたが、その後どうなったのでしょうか?

気にはかけていましたが、私の中では既に過去のニュースになっていました。

買収金額に納得しないヤフーと、買収金額は引き上げないマイクロソフトとの縁談は果たして上手くいくのでしょうか?

検索エンジン業界に大きなインパクトを与えかねない両社だけに、今後の動向が気になります。

今までの流れをまとめてみる

2/1  MicrosoftがYahooに446億ドルの買収提案
2/4  GoogleがYahooに助けの手を差し伸べる用意があると緊急参戦
2/11 Yahooは446億ドルでの買収を拒否
3/10 両社幹部による初めての会合
4/5  Microsoftは買収提案額の引き下げと買収取りやめを検討
4/6  Microsoftは買収提案に関する期限付きの通告文書を送付

決断を迫られているのはどっちだ

買収金額を引き上げようとしているヤフーに対し、「買収の話自体を無くすよ」という脅しとも取れる暴挙に出たマイクロソフト。

1株31ドルが高いのか安いのかは神のみぞ知るといった所ですが、どういった形で話がまとまるのでしょうか。

マイクロソフトはどうしても欲しいのか、ヤフーはどうしても売りたいのか。

買収提案後の両社の株価

yahoo

Microsoft

買収提案後の両社の株価は両極端で、ヤフーは大きく上げマイクロソフトは下げています。

買収提案が破談になった際には、ヤフーの株価は買収提案前の20ドルまで下落するのか、そんなヤフーに嫌気をさした大口さんが売りに出た場合、20ドル前後では落ち着かない可能性もあります。

ヤフーを安くゲットしたいマイクロソフト、高く買って欲しいヤフー、高値で売り抜けたいヤフーの大口株主、ヤフーとマイクロソフト双方の株を保有する株主・・・・

もしかしたら大口さんは、今のうちにヤフーの株を売りに出しているのかもしれません。詳しく知らないのですがアメリカにも5%ルールとかあるんですかね。無いわけないか。

買収提案がまとまったとしても日本の場合は、Yahoo!JAPANのドンである孫正義率いるソフトバンクの存在があるわけで、一筋縄ではいかない感じが面白そうです。

マイクロソフトがヤフーへ最後通告

4/6マイクロソフトはヤフーに「3週間以内に買収提案に応じない場合、敵対的買収を行う」と通告する内容の書簡を送付した、と発表しました。

マイクロソフトCEO、ヤフー取締役会に”最後通告”

米マイクロソフトのスティーブン・バルマー最高経営責任者(CEO)は、同社が買収を提案している米ヤフーの取締役会に書簡を送り、3週間以内に合意できない場合は敵対的買収も辞さないと通告した。

同CEOは、3週間以内に合意できない場合、マイクロソフトはヤフーの株主に直接働きかけ、ヤフー取締役を入れ替えるための委任状争奪戦を仕掛けることを「せざるを得ない」とした。

ヤフーのぐだぐだ感に業を煮やしたマイクロソフトが、ついに最終手段に手を出す形となりました。

マイクロソフト側は買収額を引き上げることはなく、26日までにヤフーが提案を受け入れなければ、取締役会メンバーを入れ替えるため株主の支持獲得に乗りだすとのことです。

これでマイクロソフトのヤフー買収提案は終焉へ向け動き出し、どちらにしてもヤフーはマイクロソフトに吸収される形で落ち着きそうです。

2008/2/4
Filed under: 2- yahoo, 1- google, 企業分析, 検索エンジン, 3- MSN, 2- ポータルサイト — パシフィカス @ 15:47:55

米Yahoo!、Googleと提携か|合併と独占禁止法

MSNとYahooとの合併は独禁法に抵触するのか

欧米の独禁法当局は、1つの業界で競合する大手企業が3社から2社に減る場合、残った組織が価格をつり上げる危険性があるため、買収や合併に難色を示すのが通例です。

通例どおりなら、今回のマイクロソフトによるYahoo買収提案も独禁法違反の対象となり、Yahooとの今後の交渉が難しくなります。

しかし、検索エンジン業界は事実上既にGoogleの独占状態であり、合併する事によりGoogleに強力な対抗企業が生まれるという点は、独禁法当局に支持される可能性もあります。

Yahoo買収提案に対する”Googleの主張”

両社が合併すれば、Webメールやインスタントメッセンジャーで圧倒的なシェアを持つ事になり、ユーザが競合他社の電子メール、インスタントメッセンジャー、Webサービスを自由に利用できないよう不当な制限を加えることができてしまう。

マイクロソフトがパソコン業界でやってきた「ブラウザやOS問題」と同じように、インターネット業界においても、違法性のある不適切な影響力を行使できるようになってしまう。 

今回の買収提案は、インターネットの根底的な原理である開放性と革新性をおびやかすものである。

Googleの主張に対する”マイクロソフトの主張”

Web検索市場はGoogleが支配しており、マイクロソフトとYahooが合併しなければ、市場競争は衰退するばかりだ。

Googleは現在Webの支配的な検索エンジンとなっており、世界の検索広告市場で約75%のシェアを持ち、Web検索では米国で65%以上、欧州で85%以上のシェアを持っている。

MicrosoftとYahoo!のシェアを合わせたとしても、米国で30%程度のシェアでありGoogleの優位性は変わらない。

GoogleがYahoo!に助け舟

買収防止策としてGoogleは、Yahoo!に対して助けの手を差し伸べる用意があることを申し出ているようです。こういうのも一応ホワイトナイトって言うのでしょうか。

Googleからの提案に対しYahooは、マイクロソフトの提案とともに、検討中とのコメントを残しています。

Google、マイクロソフトともかなり必死なようですが、Yahooもこれをチャンスと見て、色々な可能性を模索しているようです。

Yahooにとって今回のGoogleからの申し出は、マイクロソフトから提案のあった買収金額を吊り上げるには、またとないチャンスです。

YahooのCEOであるJerry Yang(ジェリー・ヤン)氏がマイクロソフト嫌いであることは有名ですが、いくらなんでもYahooがGoogleの提案を受けるとは思えません。しかし、それを利用して結論を先延ばしにする可能性は非常に高いと思います。

Googleの参加により、なんだか盛り上がってまいりましたが、買収額を吊り上げようとした結果、マイクロソフトとの話が破談となり、さらにGoogleからの助け船も来ず、というオチになりそうな気がしないでもないです。

Yahooさん、あまり頑張らない方が良いと思いますよ^^

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