2008/5/10
Filed under: 企業分析, 4- アフィリエイト — パシフィカス @ 4:59:52

アフィリエイトのバリューコマースが好業績の1Q決算発表

5/8アフィリエイト企業のバリューコマースが第1四半期決算を発表しています。

Vコマース 平成20年12月期 第1四半期財務・業績の概況

(単位:百万円、カッコ内は対前期増減率)
 
売上高
営業利益
経常利益
当期純利益
平成20年3月期
1,706 (34.3)
62 (626.5)
41 (210.6)
40 (135.1)
平成19年3月期
1,270 (△3.0)
8 (△96.7)
13 (△94.9)
17 (△93.1)

前期1Qと比較すると大幅な増収増益ですが、売上のわりに吹けば飛びそうなほどの利益しか出せていません。アフィリエイト企業で売上高営業利益率が3.6%ってどうなんですかね。

投資有価証券が前期末4.1億円から5.9億円に増えています。前期1Q時には5百万円ほどでしたので、この一年で6億円もの投資有価証券を購入したことになります。その分現金及び預金は前期1Qの31億円から27億円に減っています。

バリューコマースのライバルはGoogle

Vコマースの代表取締役会長兼社長ブライアン ネルソンは以前こんなことを仰っています。

「中長期的なライバルはGoogle」バリューコマースのネルソン社長

中長期的には、「インターネットによる販売とマーケティングでグローバルリーダーとなること」を目指し、Googleをライバルと見定める。

Googleは、個人や法人が運営するWebサイトに関連する広告を提供し、クリック数に応じてWebサイト運営者に広告収入を付与している。

いわば、バリューコマースが展開するアフィリエイト広告とGoogle AdSenseが、Webサイト上のスペースの陣取り合戦をしていると見ることもできる。

この記事はVコマース上場時の2006年8月に書かれたものですが、2年後の現在Vコマースはネルソン社長の予想通りに成長しているのでしょうか。 

2008/2/7
Filed under: 企業分析, 4- アフィリエイト — パシフィカス @ 6:29:03

SEO企業もアフィリエイトと同じ道を進むのか|Vコマース本決算発表

2/6にアフィリエイト事業大手のバリューコマースが、平成19年12月期の決算を発表しました。

Vコマース19年12月期決算短信(PDF)

売上高でどうにか前年度を上回ったものの、営業利益・経常利益・純利益とも大幅な減益となっています。

2/1に業績予想の修正(PDF)を行っており、それを受けて2/4、5は値幅制限いっぱいのストップ高となり、昨日も一時ストップ高手前まで暴騰しました。

2/1のIRを見て来期はいけると判断し、購入に踏み切った方もいたことでしょう。

しかし、昨日発表されたバリューコマースの来期予想は、買い方の期待を大きく裏切るものでした。

Vコマース来期予想

バリューコマースは、業績予想に幅を持たせる特殊な形態をとっていますが、個人的には来期は赤字転落する可能性が非常に高いと予想しています。しかも大幅に。

バリューコマースは、マザーズ上場時には30万円を超える株価をつけましたが、ここ数日むりやり吊り上げたであろう昨日の終値は37,150円です。

1年半の間に株価は十分の一ほどになりましたが、仮に来期予想上限の一株利益820円で換算しても予想PERは46倍であり、割高と言える水準だと思います。

アフィリエイト関連企業の末路

バリューコマースと同じく、アフィリエイトがピークを迎えた2005年~2006年に上場したアフィリエイト企業のA8.netを運営しているファンコミュニケーションズや、JANet、Smart-Cを運営しているアドウェイズも業績の悪化と共に株価は、ピーク時の数十分の一となっています。

一見好業績に見えるファンコミュニケーションズも実態はどうなんでしょうか。いまのところ一人勝ちの様相ですが、今後大幅な下方修正が出ないとも限りません。

アフィリエイトの未来が明るくないことは、誰もが予想したことではありますが、こんなにも急速にアフィリエイト事業が衰退するとは思っていませんでした。

SEOもアフィリエイトと同じ道を進むのか?

2008年度には、市場規模が100億円に達すると予測されているSEO業界ですが、本当にこのまま伸び続けるのでしょうか。

もしかして今がピーク?

アフィリエイトのように急激な失速は無いにしても、SEO市場も今後数年で成長が止まると共に、横ばいもしくは右肩下がりで衰退すると考えるのが一般的です。

2008年現在、SEO・SEM企業で上場しているのはアウンコンサルティング、アイレップ、フルスピードの3社です。この3社が2、3年後に今のアフィリエイト企業と同じような事になっている可能性は大いにあると思います。

まぁSEOの需要が2、3年後に無くなっているとは思えませんので、地道にスキルを身に付け、SEO大手が衰退する頃にチャンスを伺いたいと思います。

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