カテゴリー: スパム・ペナルティ

  • 手動ペナルティ解除事例:ページの削除で被リンクスパムが解除される

    ブログの更新を休んでいましたが、当サイトの手動ペナルティが解除されたので、記念に記事を書いておきます。

    image09

    以前に書いたか書いていないか覚えていないのですが、当ブログのドメインは手動ペナルティを受けていました。全体のペナではなく一部ペナです。

    image10

    これが、一応最新のペナメールです。

    一時期、当ブログが「SEO」で1位になっていた時がありますが、その時も手動ペナルティは受けたままでした。ドメインのトップは「SEO」や「SEO対策」で圏外へ飛んでいたのですが、このブログについては、影響を受けていませんでした。

    通算、何度再審査リクエストを送ったのか覚えていないほど送っていますので、その歴史をご覧くださいw

    image01

    トップの順位が下がったのは2011年で、2012年の4月に試しに再審査リクエストを送ったところ、被リンクに関するガイドライン違反を指摘されました。そこからGoogleとの戦いが始まったわけです。

    どこのページに対するリンクで警告が来ているのかわかりませんでしたが、怪しいのは昔付けたドメイントップや、メインサイト内のページヘのリンクです。メインサイトは以前やっていたSEOサービスに関するサイトです。

    当ブログは自然リンクが付きまくっていて、ゴミリンクや変なリンクが付けられているのもありましたが、自分ではブログにリンクジュースが目的のリンクは付けていなかったので、メインサイトのリンクのみで考えることにしました。

    1. 無料ブログからのリンクを削除 ⇒ NG
    2. 中小検索エンジンからのリンクを削除 ⇒ NG
    3. 否認ツールでトップに張られているリンクを全て否認 ⇒ NG
    4. ブログを残し全てのページを削除 ⇒ OK

    簡単な流れはこのようになります。

    無料ブログはログインIDやパスワードが残っていたので、全て削除することができましたが、昔に付けた中小検索エンジンやリンク集からのリンクは、あまり削除できませんでした。

    そこで、否認ツールが登場したタイミングで、そういったリンクを否認してみたのですが、Googleは許してくれませんでした。

    そのまま放置していたのですが、良く考えたらもうメインサイトいらなくね?と思い、試しにブログ以外のページを全て削除して再審査リクエストを送ったら、解除されたというわけです。

    最後に送った再審査リクエストはかなりシンプルです。

    担当者様

    もうこれ以上不自然なリンクを削除することはできず、できることもないので、ブログ以外の全てのページを削除しました。

    http://www.jweb-seo.com/blog/wordpress/以下のブログページについては、一切リンクジュースが目的のリンクは付けていません。

    再審査のほどよろしくお願い致します。

    こんな感じです。ほぼこのままの文章です。

    リンクを削除した時には、Googleドキュメントで一覧を作り、否認ツールを作った時にも丁寧な内容だったのですが、今回はどうでもいいやという気持ちが強かったので、シンプルな内容になりました。

    正直、手動ペナルティが発動していても解除されても特に何も変化はないと思いますが、ペナルティを受けたまま放置しているのは、気持ちが悪かったので、解除されて良かったです。

    この前、「Googleから不自然リンク警告を受けていなかったサイトが手動対応されていた」という記事の中で書いたサイトもすぐにペナ解除され、これで、管理しているサイトのペナルティは全て解除されました。

    めでたしめでたし。

    でも、この事例ってほぼ役に立ちませんね。トップページがペナの対象で、トップページを削除して解除されても意味ありませんよね・・・リンク警告なので、またトップページを作れば警告来るんでしょうね。来なかったらそれはそれで有効な方法だけど。

    ディレクトリや下層ページに当てていたリンクが原因の場合、どうしてもリンクが外せない時は該当ページを削除するのは有効ってのは、前にGoogleのカッツさんが言っていたような記憶がありますし、サイト内のURL変更でペナ解除されたという話は聞いたことがあります。

    ただ、トップの場合は・・・どうなるんでしょ?私のケースがトップ以外のリンクが原因だった可能性もありますが、トップだとURL変更=ドメイン変更だし厳しそうですね。アフィリエイター的な考え方ですが、ペナ回避というかペナった時に解除できるように、サイトをサブディレクトリで作るのはありですね。

  • Googleから不自然リンク警告を受けていなかったサイトが手動対応されていた

    少し話題になっていますが、Googleウェブマスターツールで手動ペナルティを受けているサイトが分かるようになっています。

    ウェブマスターツール⇒検索トラフィック⇒手動による対策

    image01

    ここに表示されるのは、不正リンクに対する手動ペナルティだけではありません。

    »ウェブマスターツールヘルプ「手動による対策」

    今まで個別に警告メールが届いていた物が、簡単に確認できるようになったということですね。ありがたい機能だと思います。

    まさかの手動対応サイト発見

    それで、念のため全サイトの手動対応状況を確認したのですが、過去に警告メールを貰っていなかったサイトで手動による対策が行われていました。

    image02

    下のは、ウェブマスターツールとアナリティクスを連携させた時に届くメールです。

    上のが、今日手動対応されているのを知ってから、送った再審査リクエストです。他にメッセージはありません。

    Googleは手動対応したサイトに対して、ほぼ100%警告メールを送るようになっていますが、漏れているサイトもあるということですね。ほぼ100%メールするようになる前に手動対応されていたのかもしれません。

    3年前に作ったサイトで、当時は中古ドメインから10本ほどリンクを当てていて、ここ1~2年ほどは3本に減らし、数カ月前にリンクは削除しました。どのタイミングで手動対応されたのかわかりませんが、必要ないサテライトサイトなのでサイトごと削除して再審査リクエストしてみました。

    手動対応されていたのは、完全に放置中のサイトだったので、解除されなくても問題ありませんが、不自然リンクの見極めの為にやってみました。

    ただ、もし仮にこれで解除されないようであれば、その後は何もしない予定です。自分で外せる黒いリンクはもうありませんし、ネガティブSEOを受けているとしたら、手間が面倒なのでやりません。

    ということで、過去に警告メールを貰っていなかったサイトでも、手動対応されている可能性はありますので、念のため全サイト確認しておいたほうが良いと思います。

    解除されたら追記します。追記がなかったら解除されなかったということです。

    手動ペナルティが解除されました

    無事に手動ペナルティが解除されましたので、ご報告いたします。

    image01

    image03

    そういえばこのサイトは、別にURL隠す必要もないので晒しておきます。

    再審査リクエストは超シンプルに送りました。

    過去にリンクジュースを送ることを目的にリンクを張っていました。

    リンクを貼っていたのは以下のサイトです。

    ドメインを羅列

    現在、このサイトは全て削除しています。

    今後は、リンクジュースが目的のリンクは張らないので、許して下さい。

    サイトの再審査をお願いします。

    こんな感じです。許してくださいってのは書いたような書かなかったような・・・

    今回のは、明らかに中古ドメインサテライトからのリンクが駄目だったということですね。これが新規ドメインだったらどうなったのかはわかりません。ドメインに関係なくサイトの中身の問題かもしれません。

    それぞれのサイトは50記事ぐらいあって、リンクは1サイト1本で、リンク先はトップだけではなく、下層が多めでした。

    リンク元は始めのうちはトップから張っていましたが、その後下層からに変更しました。どの時点で捕獲されたのかわかりませんが、最大で10サイトからリンクを張っていました。

    Googleさんありがとう。

    image02

    どの時点でペナったのかわからないので、いつと比較すればいいのかもわかりませんが、このサイトの記録を取り始めた後の全期間の順位はこんな感じになっています。

    2012/7前の最高順位は13位で、2012/8に激落ちした所でリンクの本数を減らし、その後徐々に回復していき、2012/12に11位まで来ています。その後また落ちてからは酷いことになってますね。

    仮に今回のペナ解除で順位が戻るとしても、リンクがない状態なので、50位位内に入るのも難しいかなと思っています。動きがあったら追記するか、また記事にします。

    image01

    ペナ解除後、以前のピークほどではないですが、順位が戻ってきました。この後どうなるのかはわかりませんが、大したリンクもないので上がるのは難しそうです。

  • トップページをコピーされたサイトに対してDMCA申立てしたら認められなかった

    当ブログでは何度か著作権違反しているサイトに対するDMCA侵害申立てに関する記事を書いています。

    そして、昨日リンク元サイトを見ていたら、またしても全パクリサイトを見かけたので、久しぶりにDMCA侵害申立てしてみることにしました。

    本物:http://afi8.com/
    image02

    偽物:http://skatingjapan.info/
    魚拓:http://megalodon.jp/2013-0622-0755-40/skatingjapan.info/
    image01

    もう完全にコピーしてますね・・・タイトルタグとh1以外は全て同じです。

    DMCA侵害申立てが認められなかった!

    経験上、これは余裕で侵害申立てが認められると思ったのですが、Googleからは以下のメールが届きました。

    Googleへご連絡いただきありがとうございました。

    お客様のDMCAに基づく申し立て通知を受領しましたのでご連絡します。お客様が、対象コンテンツの正当な権限を有する著作権者であるのかどうかが明確ではありません。DMCAに基づく侵害の申し立てを行うことができるのは、著作権者またはその代理権を許諾されている方のみです。何らかの商品または行為がご自分の著作権を侵害していると表明し、その表明に重大な虚偽があった場合、損害賠償責任(費用および弁護士報酬を含む)を問われることがありますのでご注意ください。

    お客様またはお客様のご依頼主が対象コンテンツの著作権者でない場合、Google では申し立てに対応することができません。著作権者ご本人から DMCAに基づく申し立て通知を Googleにお送りいただくようにしてください。お客様またはお客様のご依頼主が著作権者である場合は、どのような経緯でこの申し立てを行うに至ったかをより詳しく記載してください。

    ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

    Google チーム

    前回の申立て時のような、元記事であることを証明する情報が足りないというわけではなく、「お客様が、対象コンテンツの正当な権限を有する著作権者であるのかどうかが明確ではありません。」という回答です。

    DMCA侵害申立てを行えるのは、著作権者本人またはその代理人ですので、そのサイトが申し立て者本人の物でないとNGということですね。

    このような返信が来たのは初めてですが、運営者情報には自分の名前も書いてありますし、申請したGoogleアカウントは過去に何度か申請して認められたものです。以前の申立ての時には、サイトに運営者情報を載せていないサイトでも通ったことがあります。

    今回なぜ、このような状態になったのかわかりませんが、私が著作権者であるという事を伝えるためにメールで返信してみることにしました。でもどうやって自分が著作権者であることを証明すればいいんですかね・・・

    とりあえず運営者情報に自分の名前がある事を伝えてみましたがどうなるかわかりません。whois情報はドメイン登録事業者の名前になっているので使えません。申立てしているアカウントで、このサイトをウェブマスターツールに登録してるとか言えばいいんですかね。

    それにしても相変わらずGoogleからのメールは、この後どのように対処すれば良いのかわかりづらいですね。前回、このメールは普通に返信できることを知ったので、今回は迷わず返信しましたけど、「このメールに返信してください」と言った文言を入れた方が良いと思います。もう一度DMCAの申立てフォームから申請する人も多そう・・・

    パクリサイト発見!Googleに削除依頼、依頼ミス、取消し、削除完了に至るまでの苦悩の1週間を晒します

    この記事に書かれているのは、間違えて自分のサイトをパクリサイトとして申請してしまった物がすんなり認められてしまって、自分のサイトが消されたという事例です。こういうのこそ著作権者の確認が必要ですよね。

    ちょうどこの記事を読んだ後だったこともあり、何度も申請内容を確認したので、自分のサイトをパクリサイトとして申請したという事はありません。ほんとGoogleさんよろしくお願いします。

    著作権者であることが認められたようです

    運営者情報に私の名前があることを伝えてから数日して、Googleから返信が来ました。無事私のサイトであることが認められたようです。

    Googleへご連絡いただきありがとうございました。

    デジタルミレニアム著作権法に従い、お送りいただいた著作権侵害の申し立て通知への対応を完了しました。次の URL は数時間以内に Googleの検索結果から削除されます。

    http://skatingjapan.info/

    これで認められなかったら次にどうすれば良いのかわかりませんでしたので、とりあえず終わってよかったです。

    image02

    パクリサイトはインデックスから削除されました。

    image01

    検索結果ページには、いつものこれが表示されています。

    今回このような流れになったのは、申立てしたのがドメインのトップだったことや、申立てが増えていることが影響しているのかもしれません。ライバルサイトを消すために逆申立てしてる人もいたりして・・・でもそれ犯罪ですからね。

  • ネガティブSEOで順位が落ちた、圏外に飛んだという話ががが・・・

    タイトルのままなのですが、最近ネガティブSEOによって自分のサイトの順位が落ちた、圏外にすっ飛んだという話を良く聞きます。

    ネガティブSEOというのは、ライバルサイトにスパムリンク(不正リンク)をあてて、不自然リンク警告やペンギンアップデートで捕獲させて順位を落とすというとてもネガティブなやり方のSEOです。

    以前から、話題になっていることで、当ブログでも「ネガティブSEOでも不自然リンク警告メッセージを送る可能性があると発言」という記事で取り上げました。

    ちなみに、Googleは以前からネガティブSEOで順位を下げることはできないと言っており、最近も否定しています。

    »ネガティブSEOはうまくいかない、Googleマット・カッツがあらためて否定

    ただ、Googleが公式にネガティブSEOを認めるわけはありませんよね。中古ドメインからの被リンクが効果的だよ!と言う事もありません。

    ネガティブSEOで順位が落ちたという話

    [oEmbedTweet 341820946778300416]

    [oEmbedTweet 341821212202254336]

    [oEmbedTweet 341841991572791296]

    [oEmbedTweet 342066482374639617]

    [oEmbedTweet 343705783801872385]

    こういった話をしている人の大半がアフィリエイターですが、SEO人やアフィリエイターでも無い限り、あまり込み入ったSEOの話はしませんし、ネガティブSEOを食らっているのに気づいていない普通のサイト管理者もいるのかもしれません。私自身、ネガティブSEOの影響を受けたと感じたことはありませんが、スパムリンクが張られているのは確認しています。

    ただ、SEOを知っていて本当に真っ白なサイトというのはかなり少ないと思いますし、自演リンクしていたサイトにネガティブSEOされて、全てまとめて不正リンクと判断されて順位が落ちるのは致し方ない部分もあると言えます。

    私が気になっているのは、本当に本当に真っ白なサイトがネガティブSEOで順位が落とせるのかという点です。イエローフラグなしの警告の場合、ペナルティではなくリンクの無効化のはずですので、イエローフラグなし警告を与えることでネガティブSEOが成功したとは言えません。

    しかし、ペナルティを受けないまでも、ネガティブSEOを食らうことで、自然リンクも含めて無効化されてしまった場合には、影響を受けたと言えるでしょう。ペンギンアップデートについては、本当にペンギンで落ちたのか分からない部分もありますし、やはり自分が張ったリンクがペンギンに捕獲された可能性があります。

    自演リンクを10本送っていて、ネガティブSEOで1万本のリンクを張られ、すっ飛んで行ったとしても1万本については、無効化されていて自分で張った10本が原因ですっ飛ぶこともあるでしょう。

    結局のところ、自演リンクをしている以上、ネガティブSEOで飛んだのか自ら飛んだのかは判断ができません。しかし、完全ナチュラルでGoogleのガイドラインに違反するようなことを一切やっていない安定していたサイトが急に飛んで、そのサイトにスパムリンクが付けられていた場合には、ネガティブSEOを疑ってしまいますよね。どれくらいそんな状態のサイトがあるのかはわかりませんが・・・

    自然リンクを大量に受けているサイトであれば、少しのスパムリンクを受けた所で何の影響もないと思いますが、リンクが少ない優良サイトは怖い気がします。自然リンクを受けられるようなサイトやコンテンツを作ることで防げますが、あまり自然リンクが付いていない優良サイトは沢山あります。

    こんなサイトはネガティブSEOの影響を受けても仕方がない?

    1. 有料リンクを買っている
    2. リンクジュースを送るための自演リンクを張っている
    3. 色々と黒いことをしている

    [oEmbedTweet 342084196442980352]

    [oEmbedTweet 342116997376643074]

    こう思った人は多いでしょう。

    実際、自演リンクを一切やったことがないような人からネガティブSEOを気にする話が出ることはありません。普通にサイトを運営している人や、真っ当なSEOをしている人がネガティブSEOを気にする必要はないと思います。でも、単に気づいていないだけという事はありそうです。

    否認ツールがありますが、定期的にスパムリンクが付いていないかを確認し、付いていれば否認ツールを使うというのは、現実的ではありません。そもそもウェブマスターツールに登録していないようなサイトもごまんとあるわけですから。

    で、今回の記事で何が言いたかったのかというと、リンクジュースを流す目的で自演リンクしている人は、ネガティブSEOに注意した方が良いかもしれませんね。ということです。

    普通のサイト管理者であれば気にする必要はありませんが、既に述べたようにある程度SEOを知っている人の場合、真っ白なサイトを作るのは難しいと思います。本人は白いつもりでも、他人が見たらそれ真っ黒でしょと思うこともありますよね。

    個人的には、本当に真っ白なサイトにネガティブSEOが効かないのかが気になる所です。

  • ペンギンアップデートでも手動ペナルティでもない大幅な順位下落の原因は?

    2012年に日本に導入されたアルゴリズムの中で、今でも注目度が高いのがペンギンアップデートとパンダアップデートです。

    ペンギンアップデートについては、リンクスパムサイトの排除が上手く行っているようには見えず、かつ長期間更新が行われていない状況で、なんだか期待していたものと違うのですが、Googleがこれから頑張ってくれるのでしょう。

    パンダアップデートは、個人的に導入された日にアクセス数が減少したサイトが複数あり、久しぶりに血の気が引いた記憶がありますが、そこから更に悪くなることはなく、当時と比べ全サイトのアクセスが増えているので、結果的にありがたかったと思っています。

    突如、大幅に順位が下落したり、アクセス数が激減する可能性があるものと言えば、ペンギンアップデートや不正リンク警告からの手動ペナルティですが、ペンギンに捕獲されたわけでも、警告を貰ったわけでもないのにアクセス数が激減することもあります。

    突如アクセス数が激減するサイトたち

    1

    このサイトは2012年の11/14にアクセス数が激減しています。チェックしていたキーワードの順位は、ほぼ全て大幅に下落しました。下落直前のアクセス数と最も減った時のアクセス数を比較すると、70%以上の減少となっています。

    ペンギンやパンダの更新があったタイミングではありませんし、不正リンク警告も受けていません。過去に何度かこういった経験をしているので、うわっ!と思うぐらいで特に焦ることは無かったのですが、なんだかんだ凹みますよね。

    その後少し回復した後に横ばいの状態なのですが、今でも全盛期のアクセス数には戻っていません。完全に順位が戻ったキーワードもありますが、全く戻ってこないキーワードもあります。

    2

    こちらは1日でアクセス数が激減するタイプではないので、少しわかりづらいのですが、下落前の平均的な日と下落後に最も減った日を比較すると70%以上の減少となっています。このように右肩下がりでアクセス数が減っていき、気づいたら物凄くヤバイ状態になっていたというケースも時々見かけます。

    一撃で減るタイプの場合、すぐに対策することができますが、徐々に減るタイプの場合、気づくのが遅れる可能性があるので危険です。このサイトもその後アクセス数を増やしてきていますが、全盛期までは戻っていません。

    2つのサイトの共通点

    1. エンタメ系サイト
    2. ビッグやミドルワードの上位表示なし
    3. アクセスのほとんどが検索エンジン経由
    4. 十分なコンテンツがある
    5. ページランクが低い
    6. 記事をパクられている
    7. 日によってアクセス数に差がある
    8. 広告を貼っている
    9. 広告量を減らしたらアクセスが戻る

    どちらもアフィリエイト広告を貼っているサイトで、アクセス数が激減する前は、ファーストビューに大きな広告があったり、ページ全体の広告量が多かったのですが、アクセス数が激減した時に広告を減らしています。

    どちらも広告を減らしてから2~3週間した所で、アクセス数が全盛期の7~8割ぐらいまで戻ってきていますが、アクセス数増減の原因が広告にあるのかは断定できません。

    コンテンツ量は十分ですが、ページランクが低く複数のサイトに記事をパクられている為、重複コンテンツ扱いを受けている可能性も考えられます。リンク評価が低いサイトの記事をパクられると、パクッた方が元記事と判断される事があるので困ったものです。

    ちなみに被リンクについてですが、1つ目のサイトは3つの関連サイトから自演リンクしており、2つ目のサイトは全く自演していませんでした。どちらもリンクに対するペナルティでは無いような気がしています。

    まとめ

    今回の記事で何が言いたかったかと言うと、パンダアップデートやペンギンアップデート、不自然リンク警告以外でもアクセス数が激減する事があるという事です。そして、徐々にアクセス数が減少するタイプの場合、発見が遅れる可能性があるので注意が必要です。

    私の経験上こういった事が起こるのは、自演リンクをしていないアフィリエイトサイトなので、ファーストビューの広告やページ全体の広告量を減らすことで、元に戻ることが多いですが、被リンク対策もやっているサイトの場合、内部の問題なのに外部の調整を行うという事も起こりそうです。

    サイト評価が落ちた時にGoogleが原因を教えてくれればこんなに楽なことはないのですが、実際にはサイト管理者の勘を元に対策していく事になりますので、自分が下した決断が間違っている可能性も考えておく必要があります。

    自分のサイトのことを一番わかっているのは自分のはずです。Googleフォーラムなどでペナルティの原因を質問している方を良く見かけますが、正直、第三者がペナルティの原因を特定するのは難しいです。

    また、仮に原因が特定できて、回復するための対策を行なったとしても、その効果が出るまでに何ヶ月もかかることがありますので、やることやったらじっと待つのが良いと思います。

  • 記事の7割をコピーしたページに対しGoogleに著作権侵害申立てしたらインデックス削除してくれた

    以前、「著作権違反の全パクリサイトにDMCA侵害申し立てしたら12時間で処理された」という記事の中で、記事を丸々コピーされたページをGoogleが直ぐにインデックス削除してくれた事を書きました。

    その後、同じようなケースで何度か申し立てを行なった所、いずれの場合も半日~1週間ほどでインデックス削除してもらえたのですが、先日また新たなパクリ記事を見つけました。

    今までは記事を全文パクっているページに対する申し立てでしたので、承認されて当然だったのですが、今回は全体の6~7割がパクられていて、しかも加筆修正(いわゆるリライト)が行われていました。

    ドメイン価値の高くないサイトで、しかもドメイン移転しているやっかいなサイトだったのですが、無事Googleがインデックス削除してくれたので、その経緯をまとめておきたいと思います。

    申し立てからインデックス削除までの流れ

    1. 重複コンテンツチェックをしている時にコピー記事を発見
    2. DMCA侵害申し立てを行う
    3. Googleからメールで情報不足を指摘される
    4. 情報を追加しメールに返信する
    5. インデックス削除する旨のメールが届く

    重複コンテンツチェックは、コピペチェックツール「影武者」が便利です。

    image01

    1/16に申し立てを行い、1/19にGoogleから以下のメールが届き、同日に追加情報を送り1/23に、インデックス削除の処理を行なった旨のメールを受け取りました。

    一度目の申し立ての際にGoogleから届いたメールは以下の内容です。

    Googleへご連絡いただきありがとうございました。

    添付の DMCA 通知を受領いたしましたが、調査を続行するには追加情報が必要です。
    お知らせいただいた各 URLについて、著作権を侵害していると主張される具体的なコンテンツを特定してください。この情報を受け取りましたら、さらなる調査を進めることができます。

    ご協力をお願い申し上げます。
    Googleチーム

    6~7割のパクリと言っても人間が見ればパクっているのは一目瞭然なので、この時点で多分無理だなと思ったのですが、ダメ元で追加情報を送ってみました。

    追加情報をどこから送れば良いか分からず、始めに再び申し立てフォームから送ろうとしたのですが、同じURLのため受け付けられないとのエラーメッセージが表示されました。

    著作権侵害による削除用のダッシュボードを見ても、追加情報を送るような所もなく、諦めかけたのですが、普通に届いたメールに返信すれば良かったんですね。あまりに機械的なメールを貰いすぎているせいか、Googleから届いたメールに返信するという思考回路が抜けていました。

    パクリ記事の状態

    image02

    パクリ記事はこのような構成になっているページで、案の定アフィリエイトサイトでした。冒頭の2つの段落は私の記事のパクリではなくオリジナル文章のようですが、もしかしたら他サイトからのパクリなのかもしれません。

    段落ごとに文章量が異なっており、オリジナルっぽい段落が2つで、全パクリしている段落が2つで、パクリを加筆修正している段落が4つあり、おそらく全体の文章の6~7割が私の記事からのパクリという状態でした。

    さすがのGoogleですので、これぐらいのリライトでは重複コンテンツと判断したようで、それは素晴らしいと思いますが、オリジナルである私の記事の方が検索結果から消えていました・・・

    返信したメールの内容

    Googleチーム様

    お世話になっております。

    元のページ:http://www.example.com/111/
    コピーページ:http://sample.com/222.html

    具体的には、
    「1段落分の文章を提示」
    「1段落分の文章を提示」
    この部分がコピーです。

    「1段落分の文章を提示」
    「1段落分の文章を提示」
    「1段落分の文章を提示」
    「1段落分の文章を提示」
    この部分がコピーした文章の一部書き換えです。

    私のサイト(example.com)は元々、example2.comというドメインで公開していたサイトなのですが、以前、ドメイン名を変更しています。

    調査をよろしくお願いします。

    これが、追加情報が欲しいと言われて送ったメールのそのままの内容なのですが、これで無事にGoogleが承認してくれました。

    Googleへご連絡いただきありがとうございました。

    デジタルミレニアム著作権法に従い、お送りいただいた著作権侵害の申し立て通知への対応を完了しました。次の URL は数時間以内に Googleの検索結果から削除されます。

    http://sample.com/222.html

    お送りいただいた申し立てに関してその他にもご要望がございましたら、このメールに対して直接返信メールをお送りください。新たな削除のレクエストにつきましては、www.google.com/support/go/legalに用意されているオンラインフォームよりGoogle までご連絡くださいますようお願いいたします。

    今後ともGoogleをよろしくお願いいたします。
    Googleチーム

    これが最終的に届いたメールの内容です。「このメールに対して直接返信メールをお送りください」と書かれています。この文言が最初のメールにも欲しかったですね。

    処理された時は毎回このメールが届くのですが、「リクエスト」が「レクエスト」になっていますね。前回の記事に載せたものもレクエストになっています。間違えているのか発音的にはレクエストが近いのかわかりませんが、ちょっと気になりました。

    image02

    なお、「数時間以内に検索結果から削除されます。」と書かれていたのに、24時間以上経過してもインデックス削除されていなかったので、「削除されてないけど?」ってメールを送ったら、翌日に再び同じ内容のメールが送られてきて、今度は無事削除されました。確認のメールを送らなかったらどうなっていたんでしょうか・・・

    ドメイン移転したサイトは要注意?

    今回記事をパクられたのは、以前「Googleのリンクスパム警告からの手動ペナルティが解除されました!」という記事の中で取り上げたサイトです。

    ドメイン移転しており、さらに手動ペナルティ解除のために、旧ドメインからの301リダイレクトを中止したドメインだったため、私の記事の方が重複ページと判断されたのでしょう。

    一応、ドメイン移転後の記事公開日の方が、パクリ記事の公開日よりも数ヶ月早かったのですが、アルゴリズムが私の記事の方をパクリと判断してしまったのでしょう。ちなみに元記事とパクリ記事は両方共ページランクがグレーで、トップのページランクは、私のサイトが1で、パクリサイトが0です。

    人間が見れば明らかに私の記事の方が質が高く、先に公開したにも関わらず重複ページと判断されてしまうのは悲しいものがあります。今回、先に公開した(先にインデックスされた)のが私の記事だったから良かったものの、仮にドメイン移転する前にパクられたページだったらどうなっていたのでしょうか?

    ドメイン移転して普通に301リダイレクトできる状況であればまだ良いのですが、301できない場合に、Googleがどうやってどちらの記事が元記事なのかを判断するのかが気になります。

    もう今後は基本的にドメイン移転するつもりはありませんが、より一層ドメイン移転について考えさせられた出来事でした。ペナルティ解除のために、ドメイン移転して一切痕跡を残さない人もいると思いますが、そういったサイトがドメイン移転前にパクられていたら大変そうですね。

    あと、パクっているサイトに直接記事の削除要請をしたり、無料ブログであればブログサービスに相談するのも効果的です。Googleがインデックス削除してもネット上にコピーページが存在することに違いはありませんので、Googleが対応してくれるくれないにかかわらず、パクリ記事をネット上から消すということも検討してみてください。

    DMCA侵害申立をしている人は多い

    最近、Twitterの方でDMCA侵害に対するツイートをすることが多いのですが、その中で結構Googleに申立てしている人は多いと感じました。Googleが良い感じに処理してくれることは多いようですので、全パクリじゃない場合でもやってみる価値はあると思います。

    [oEmbedTweet 294742220572082176]

    [oEmbedTweet 294744272782127104]

    [oEmbedTweet 294745414362595328]

    この方も何度も申立している方のようで、有益な情報をツイートされています。

    »トップページを全パクリされたサイトに対してDMCA申立てしたら認められなかった

  • 著作権違反の全パクリサイトにDMCA侵害申し立てしたら12時間で処理された

    今までは、記事を盗作されてもブログなどで紹介する以外には何もしてこなかったのですが、今回おそらく自身では初めてGoogleにDMCA侵害申し立てを行いました。

    [oEmbedTweet 261977174565847040]

    引用ではなく転載の状態で、一応最後に元記事へのリンクも貼ってあり、Googleはコピーページと判断して検索結果から除外していました。

    特に実害は無かったのですが、個人的にDMCA侵害申し立てをやったことが無かったので、いい機会だと思いやって見ることにしました。DMCA侵害申し立てと言っても、専用フォームから、Googleにこのページが私のサイトの記事をパクっているというのを伝えるだけです。

    海外SEOさんも以前「無断コピーされたコンテンツをGoogleのインデックスから削除する方法」という記事の中で、申し立てを行い年末年始にもかかわらず、Googleが数日で処理したことを伝えています。

    ちなみに、今回のパクリ記事はGoogleウェブマスターツールの最新の被リンクを見てる時に偶然見つけたものですが、コピーチェックツール影武者でもしっかり反応していました。

    申し立て内容

    著作権対象物を特定する情報とその著作物の説明:下記のURLで閲覧できるページが、私のサイトの記事を無断転載しています。

    当該著作物が許可を受けて掲載されている場所:http://www.jweb-seo.com/blog/wordpress/2012/09/24/3919

    権利を侵害している著作物の場所:http://www.greateconomy.net/d/53/652820

    申し立てフォームではこんな感じで超シンプルに書きました。複数URLが指定できるようで、他にも同じサイト内でパクリ記事があったのですが、照らし合わせるのが面倒だったのと、今回この記事を書くために申し立てしたようなものなので、1URLだけにしておきました。

    フォームを送信するとこのような画面が表示されます。

    そして待つこと半日。全然待ってないけどGoogleからメールが届きました。

    デジタルミレニアム著作権法に従い、お送りいただいた著作権侵害の申し立て通知への対応を完了しました。次の URL は数時間以内に Google の検索結果から削除されます。

    http://www.greateconomy.net/d/53/652820

    お送りいただいた申し立てに関してその他にもご要望がございましたら、このメールに対して直接返信メールをお送りください。新たな削除のレクエストにつきましては、www.google.com/support/go/legal に用意されているオンラインフォームよりGoogle までご連絡くださいますようお願いいたします。

    Googleのメールを確認した時には、既に該当のページはインデックス削除されていました。

    URLで検索をかけると時々見かける、文言が表示されています。

    アメリカ合衆国のデジタル ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、このページから 1 件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、ChillingEffects.org にて除外するに至ったクレームを確認できます。

    著作権侵害による削除用のダッシュボードを見ても承認されたURLが1となっています。

    今回、引用ではなく転載だったことで判断しやすかったのかもしれませんが、土曜日の朝に送って、その日の夜には処理されるとかGoogleさん早すぎです。

    このページ(http://www.greateconomy.net/d/53/748183)とかも私も記事の転載で、記事で使った画像とかバナーなどもそのまま載っています。コメントリンクも元記事へ向けて貼ってあったりとなかなかカオスです。ただ、AdSenseコードは削除されてますね。

    しっかりインデックスはされていますが、ページタイトルで検索してもこの記事は表示されません。

    このサイトは、全記事同じような状態のようですが、果たしてアクセスは集まっているのでしょうか? まとめサイトという位置づけが・・・でもNAVERまとめが流行ってから、まとめとパクリの境が無くなっているようにも感じます。

    過去に紹介したパクリサイトが今どうなっているのか

    1年以上前に書いた記事でその後特に追いかけてはいなかったのですが、今回の件があって、そう言えば過去のパクリサイトはどうなったのだろうかと思い確認してみたら、取り上げた4件中3件が既にサイトごと削除されていました。

    結局の所、人の記事を丸パクりしてアクセスアップを図ろうとしても無駄なことがわかり、続ける意味が無くなり削除したか、ドメインを更新しなかったという事なのでしょう。

    パクっているサイトに対して特に怒りを覚えることはないのですが、なんだか生産性が無いことをしているなぁと感じました。

    »記事の7割をコピーしたページに対しGoogleに著作権侵害申立てしたらインデックス削除してくれた

  • アクセス数減少から回復したサイトがまた逝き、そしてまた生還する

    少し前に、「Googleの警告ペナルティ解除後にアクセス数が激減したサイトが復活!」という記事を書きましたが、そのサイトが面白い動きをしているので、取り上げておきます。

    タイトルにあるように「瀕死⇒復活⇒瀕死⇒復活」を繰り返しています。新規ドメインでは時々見られる動きなので、Googleが評価に迷っている可能性もあるのですが、元々手動ペナルティを食らっていたサイトで、原因が色々考えられるだけに良くわかりません。

    これが前回紹介した所までのアクセス数です。ペナ解除後にアクセス数が大幅に減少したものの、その後復活しています。

    そしてこれが、復活後に再度ノックダウンし、再び立ち上がった状態です。実は前回の記事をアップした時には既に、再瀕死状態だったのですが、ガッツリ記事を書いてしまった後に瀕死になったので、まぁいいかということでアップしました。

    今回の瀕死期間はおよそ2週間です。アクセス数の落ち方は前回の復活直前と同じぐらいで、600から200ぐらいに減っていました。再復活後にアクセス数が一段階増えているのは、記事を追加した為です。記事を書いて素直に反応してくれるのは嬉しい限りです。

    これがまさに、逝ってしまった日の時間別アクセス数です。7/11の13時か14時にアクセス数が減少しているのがわかります。

    これが復活した日の時間別アクセス数です。復活したのも14時頃ですね。

    前回の減少と復活も同じような時刻だったのですが、今回も時刻が同じになりました。何かタイマーをセットされていて、その時間が過ぎたら自動的にペナルティが解除されるような感じです。

    記念にアクセス数が復活した時の検索順位をキャプっておきました。元に戻っただけなのですが、一度にほとんどのキーワードの順位が戻っていることがわかります。

    ただ、全てのキーワードの順位が元に戻っているわけではなく、中途半端に戻るものや逆に以前の順位よりも高い位置で戻ってくる場合もあります。復活後も多少大きな変動が見られます。

    順位が落ちている間に他のサイトたちも変動しているので、その影響もありますが、キーワードによって戻る位置は様々です。

    前回、復活した時に、いくつか記事をパクられていて、ドメインが弱い私のサイトがコピーしている側と判断されたのではないかという話をしましたが、今回順位が落ちている時に、パクったサイトが上位に来ることはありませんでした。

    復活 ⇒ 瀕死 ⇒ 復活の流れ

    単なるGoogleの気の迷いのような気もするのですが、一度アクセスが戻った所で色々やっており、それによって再び落とされたのかもしれませんので、その後にやった事をまとめておきます。日にちはズレがあるかもしれません。

    1. 6/30・・・アクセス数が復活する
    2. 7/1・・・トップページの下部にあったリンクユニットを追加
    3. 7/5・・・旧ドメインからmetaリフレッシュでリダイレクト
    4. 7/9・・・トップページの広告の位置を上に上げる
    5. 7/11・・・アクセス数が激落ちする
    6. 7/11・・・リンクユニットを削除、リダイレクトをリンクに変更
    7. 7/18・・・サイドバーと記事下の広告を削除し内部リンク化
    8. 7/27・・・復活!

    アクセス数が戻ったことで安心して、削除していたトップページの下部にあったリンクユニットを復活させます。リンクユニットというのは、リンクの塊のことなのですが、商品名キーワードで上位表示したいページのリンクを10×4貼っていて、アクセスが減少した時に外したのですが、復活させてみました。

    手動ペナルティを解除してもらう時に、301リダイレクトを解除したわけですが、旧ドメインがもったいなかったので、metaリフレッシュの1秒で転送することにしました。0秒にすると301と同等と取られる可能性がありますし、canonicalでも同じように取られる可能性があるので、ページ内にサイトを移転したことを記述し、1秒で転送という選択をしました。

    3秒でも5秒でも良かったのですが、それだと離脱してしまう人が増えそうだったので、一瞬元のページを見せて強制的に転送という形にしました。

    そして、アクセス数が減った時に位置を下げていたトップページの広告を元に戻しました。記事のサイドバーや記事下の広告はそのままです。その後、数日経った所で、再びアクセスが激減することになります。

    再復活のために実施したこと

    再度アクセス数が落ちた時の絶望感は、かなり大きかったのですが、またブログのネタが一つできたというエセポジティブさの元、再度サイトを見直すことにしました。

    とりあえず、トップページのリンクユニットを削除し、meta1秒の転送を解除し、単純に新ドメインへリンクを貼る形に変更しました。

    その後、パンダアップデートが実施された事で、大幅にサイトを修正することにしました。トップにあった広告を全て削除、全ページのサイドバーと記事下にあった広告を全て削除し、商品紹介ページヘリンクを貼るためのバナーを設置して、広告直貼りから専用ページへ飛ばす形に変更しました。

    その後10日ほどで復活しましたが、結局原因はわからずじまいです。1つずつ修正しながら様子を見ても良かったのですが、1つずつやった所で、原因を特定するのは難しいですし、何もしなくても戻った可能性もあります。

    ただ、以前の状態が広告過多の完全なるアフィリエイトサイトだった事は間違いないので、現在の状態がユーザーにとっても検索エンジンにとってもベストだと思っています。

    アクセス数が再び戻ってからは、記事下に広告を1つ追加した事以外は、何もせずに記事をバンバン追加しています。記事を追加したことで、アクセス数が増加傾向にありますので、このまま安定してくれる事を願っています。

    これは、ここ数カ月のPVなのですが、広告量を大幅に減らしたことで、今は前回アクセス数が戻った時の2倍ほどのPVになっています。(記事を増やしてからは3倍)

    PVの異様な伸びに何かアナリティクスの設定を間違えていたり、コードを2つ貼ってしまっているのかと思ったのですが、単純に広告が表に見えなくなった事による効果のようです。

    現時点では、以前のアフィリエイト報酬には達していませんが、今後も記事を追加していってどうなるのかを見ていきたいと思います。それより何より再びGoogleさんに捕獲されないように注意したいですね。

    注意すると言っても、今回はバナーを1つ貼った事以外は、マイナスになるようなことを何もやっていませんし、このバナーもいずれ外す事になるので、ただただ祈るしかありません。復活した時は気持ちが良いのですが、復活後に落ちるあの感覚はもう味わいたくないですね。

  • 仕様変更に伴いGoogleから英語の不自然リンク警告メッセージが届く

    Googleが、黒判定ではなくグレー判定の不自然リンクでも警告メッセージを送るようになった事は、「ネガティブSEOでも不自然リンク警告メッセージを送る可能性があると発言」という記事の中で書きました。

    今回送られてきている警告は、即ペナルティに直結するものではなく、「あなたのサイトに不自然なリンクがついてるからチェックしてね!ちなみにそのリンクは無効化(評価ゼロ)してるよ!」という感じのものです。

    しかし、警告の文面が以前の物と同じだったため、ペナルティの対象である警告なのか、注意喚起のための警告なのかの判断が付かずサイト管理者は混乱するという意見が多かったです。

    Googleはそういった意見を受けて、黒判定の警告なのかグレー判定の警告なのかを区別できるように警告の仕様を変更することを発表しました。

    Googleが警告メッセージの仕様変更、ペナルティ認定かどうか一目瞭然に

    最初に、サイト全体ではなく、不自然なリンクに対してのみのアクションを取っていることをメッセージ上で明確に認識できるように変更を加えています。これにより警告メッセージを受け取った誰もが、それがどのような種類のメッセージなのか分かるできるようになりました。

    次に、これらのメッセージに対しては他のスパムを特定したメッセージと違い、ウェブマスターツール(http://google.com/webmasters/)上で、イエローフラッグのマークを付けないようにしました。

    2日間で仕様変更するフットワークの軽さは流石ですが、このような自体になることは予想できなかったんですかね。

    いずれにしても直ぐに対処すべき警告なのか、Googleの優しさで送られてきたものなのかがわかるようになったのはありがたい限りです。

    今回送られてきているグレー判定の英語の警告メッセージ

    Googleウェブマスターツールの言語設定が英語になっていると英語の警告メッセージが届く可能性があるのですが、今回のグレー判定警告は、急な仕様変更だったためか日本語設定しているアカウントにも英語のメッセージが届いています。

    これが、私が受け取った警告メッセージです。7/19付けで受け取った警告にはイエローフラッグ(黄色のビックリマーク)が付いてますが、今回の仕様変更に伴い7/23付けで受け取った英語の警告メッセージにはイエローフラッグは立っていません。

    前回の記事でも書いたように、今回警告を貰ったサイトは、順位下落後に順位が戻らずこちらからリクエストを送り、何度かGoogleとやり取りしていたサイトなので、7/19以前にもガイドライン違反に関するメッセージが届いています。

    今回届いた、英語の警告メッセージは以下です。

    We’ve detected that some of the links pointing to your site are using techniques outside Google’s Webmaster Guidelines.

    We don’t want to put any trust in links that are artificial or unnatural. We recommend removing any unnatural links to your site.

    However, we do realize that some links are outside of your control. As a result, for this specific incident we are taking very targeted action on the unnatural links instead of your site as a whole.

    If you are able to remove any of the links, please submit a reconsideration request, including the actions that you took.

    If you have any questions, please visit our Webmaster Help Forum.

    まだ日本語対応が間に合っていないらしく、全アカウントに英語のメッセージが送られているようです。海外SEOさんで紹介されていたメッセージと同じ文面ですね。

    文章の頭にイエローフラッグは立っていません。

    ということは、この警告は直ぐに対処しなくても良いということですかね。

    でも、先ほど述べたように、このサイトは既にGoogleから警告をもらっていたサイトで、リンクを外しながら何度も再審査リクエストしていて、まだペナルティが解除されていないサイトなんですよね。

    黒判定のサイトへ送った警告からもイエローフラッグを取ってしまっては、まずいと思うのですが・・・

    Googleもかなり混乱しているのだとは思いますが、急に英語のメッセージが届いただけでも混乱する人が多いと思いますし、黒いサイトでもグレー判定警告を送っているとするならば、さらに混乱を招きそうです。

    今回は、ペナルティは与えないということなのでしょうか。既にペナルティ受けてるんですけどね・・・とりあえず今、再々々リクエスト中なので経過を見守ることにします。

    【追記 7/26】
    Googleから再審査リクエストに対する返事が来ました。

    サイトの再審査を行ったところ、今回もあなたのサイトへのリンクの中に Google の品質に関するガイドラインに違反しているものが見つかりました。  具体的には、あなたのサイトへの人為的または不自然なリンク(PageRank を操作する意図で設定された可能性があるもの)がないかどうかをご確認ください。

    不自然なリンクの例としては、PageRank を転送するリンクの売買やリンク プログラムへの参加などが挙げられます。  Google の品質ガイドラインを満たすようにサイトを変更することをおすすめします。変更が完了しましたら、改めてサイトの再審査をリクエストしてください。

    サイトへの不自然なリンクがあり、これをご自身で管理または削除できない場合は、再審査リクエストで詳細をお知らせください。この問題の解決方法について他にご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご覧ください。お手数をお掛けしますが、何卒ご理解とご協力賜りますようお願い申し上げます。

    Google サーチ クオリティ チーム

    はいはい。またしてもダメでした。

    多少リンクが削除できた事と、グレー判定の警告が来たので、淡い期待を抱いていたのですが、モロくも崩れ去りました。

  • ネガティブSEOでも不自然リンク警告メッセージを送る可能性があると発言

    来ないのではないかとも言われていたパンダアップデートですが、やっと日本にも導入されました。既に導入されていたという話もあり、私もそう感じていたのですが、導入後の変動を見ると今回が初導入なのかもしれません。

    一部が導入済みとか、日本語解析部分がという話もありますが、私には良くわかりません。ただ、パンダアップデートが導入されているのかされていないのか良くわからない状況が無くなっただけでも良かったと思っています。

    導入してくれた事自体は大歓迎なのですが、私が管理するサイトの多くで、アクセス数が減少しています。

    »パンダアップデートが日本上陸しアクセス数が減るorz

    ほぼ全サイトにおいて広告が多かったので、当然と言えば当然なのですが、どこかでこれぐらいなら許してもらえるかなと思っていたのが甘かったようですね。現在、絶賛修正中です。

    私にとってはパンダ来日も重要なのですが、それ以上に気になるのが、7/20にGoogleが行った不自然リンク警告の大量送信です。

    不自然リンク警告メッセージの大量送信

    Googleによる過去最大の警告メッセージ配信に関してマット・カッツがコメント

    当初はスパム認定フィルターをさらに厳しくしたのか?と思っていましたが、どうやらサイト全体をスパム認定せずとも、幾つかの「不自然なリンク」、いわゆるSEO目的のリンクがあるだけでも警告メッセージを送信し始めたようですね。

    なんということでしょう。黒いリンクだけではなく、自然リンクなのか不自然リンクなのかの判断が難しいグレーなリンクがあるサイトに対しても警告を送っていると言っています。

    無実のサイトに悪意の疑いがあるリンクが張られている場合に送られることもあるかもしれない。

    これは、第三者が順位を落とすことを目的にリンクを貼る、いわゆる「ネガティブSEO」でも警告が来る可能性があるという事ですね・・・

    もし私たちがあなたのサイトにさらなるアクションを取る場合には、あなたのサイトの検索エンジン経由のトラフィックが自然に下がるだろうし、ウェブマスターツールズの検索クエリーでも確認できるだろう。

    これは、ある意味、「今回のメッセージは気にしなくても良いけど、検索トラフィックが減ったらペナルティだから対処してね」という風にも取れますね。

    基本的には、検索エンジン経由のアクセス数が減らなければ、Googleは不自然なリンクを認識しているけど、ペナルティを与えるまでには至っていないという事になりますが、ブラック判定なのかグレー判定なのかがわからないのが怖いですね。

    いずれにしても、基本的には、身に覚えのない警告であればその旨を伝えるリクエストを送り、身に覚えがあるのであればリンクを外してリクエストという事になります。今後、Googleが警告を送ったサイトにどのような処置を行うのかは要注目ですね。

    今回の件について、他の記事他のブログでも触れられていますので、気になる方はひと通り読んでおきましょう。

    海外SEOさんの記事にあるように、グレー判定の時は送る文章を変更するというのは当然の処置だと思います。

    Twitterなどでは、警告の送信を一部自動化したのでは?という話も出ていますね。確かに、自動化することで目視チェックなしで警告を送る事ができますが、そのせいで白いサイトにも警告が送られる可能性が高まります。

    ちなみに、私の管理サイトでも7/20に1通警告メッセージを受け取っています。

    このたび、貴サイトの一部ページで、Google のウェブマスター向けガイドラインに違反した手法が使用されている可能性があることが判明しました。

    具体的には、PageRank を操作する意図で設定された可能性のある自サイトへの人為的または不自然なリンクがないかどうかをご確認ください。不自然なリンクの例としては、PageRank を転送するリンクやリンク プログラムへの参加が挙げられます。
    Google の品質に関するガイドラインに沿うようにサイトを変更することをおすすめします。変更が完了したら、サイトの再審査をリクエストしてください。サイトへの不自然なリンクがあり、これをご自分で管理または削除できない場合は、再審査リクエストで詳細をお知らせください。

    この問題の解決方法についてご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご利用ください。お手数をお掛けしますが、何卒ご理解とご協力賜りますようお願い申し上げます。

    Google サーチ クオリティ チーム

    Googleウェブマスターツールに届く警告メッセージの種類と返信内容で取り上げたメッセージとは微妙に異なっていますが、リンク警告は同じ内容でも文章が異なるのが何種類かあるので、以前から送られてきていたものと違いはありません。

    このサイトは、1年ほど前に順位が落ちて一向に戻ってこないので、数カ月前にこちらから再審査リクエストを行い、その時に警告メッセージが送られてきて、既にGoogleさんと何度かやり取りをしていました。

    過去に付けた中小検索エンジンやリンク集からの外せないリンクがあり、何度もリクエストしていますが、許して貰えない状況です。

    【追記 7/23 21:51】
    Googleがブラック判定なのかグレー判定なのかをわかるようにするために、警告メッセージの内容を変更することを発表しています。

    Googleが警告メッセージの仕様変更、ペナルティ認定かどうか一目瞭然に

    次に、これらのメッセージに対しては他のスパムを特定したメッセージと違い、ウェブマスターツール(http://google.com/webmasters/)上で、イエローフラッグのマークを付けないようにしました。

    グレー判定の場合にはメッセージの内容が違っていて、さらにイエローフラッグが付いていないということですね。

    イエローフラッグというのは、これのことですかね。ええしっかり付いていますよ。

    【追記 7/24 7:42】
    今回の仕様変更に伴い、Googleから再度警告メッセージが届いています。
    仕様変更に伴いGoogleから英語の不自然リンク警告メッセージが届く

    これからのリンク施策を考える

    正直、ここまで来てしまうと自演リンクは完全にNGなのかなと思います。リンクジュースが目的ではなくトラフィックが目的のリンクはもちろんOKですが、いわゆるサテライトサイトという考え方は改めないといけません。

    どれだけサテライトサイトの質を上げた所で、リンクを貼るのが目的である以上、不自然リンクである事は間違いありません。

    ただ、グレー判定やネガティブSEOでも警告が来る可能性があるという事は、今までどおり自演リンクをやっても状況は変わらないと言えなくも無いですね。自分がホワイトを貫いても、第三者からのスパムリンクで警告が来る可能性があるわけですから困ったものです。

    でも、Googleもそこまでバカではないと思うので、やはりネガティブSEOなのか、自演リンクなのかは大方判断することはできる上での今回の対策という事なのだと思います。

    私自身、まだサテライトサイトを作っているのですが、これはもうやめる方向で考えようかなと思っています。既にあるサイトを削除する所まではしませんが、新たに作ることはもうないのかもしれません。

    手間暇かけて作ったサテライトであっても、サテライトの時点でNGという事になれば、時間や労力が無駄になってしまいます。メインサイトのように作りこむのであれば問題ないのでしょうが、それであればリンク目的ではないですからね。

    あくまでリンクを貼ることが主な目的のサイトは作らないという事ですが、こういったサイトを作ることによる経済的、時間的、労力的なリスクはかなり高まっているという事になります。

    で、今後のリンク施策はどうするのかということですが、どうしようもないので、「良いサイトを作って自然リンクを集める」というきれい事でフィニッシュです。でもこれ、きれい事じゃなくて本当にその方向で考えないと、今後のサイト運営が立ち行かなくなりそうですね。

    今は、検索エンジン業界がGoogleの独壇場なので、Googleの動きに従うしかありません。長い物にはなるべく巻かれて生きて行きましょう。ただ、それでもリンクを追求するという人もいるでしょうし、それも一つのやり方だと思います。SEOのやり方は一つではないですし、リスクを承知の上でリンク構築するのは全然アリですね。

    それにしても今年は、不正リンク警告の強化、ペンギンアップデート、パンダアップデートと本当に刺激的な年になりましたね。