一年前に誰が今の状況を予想できたのだろうかと思うぐらい、この1年間のGoogleの変化は凄まじいものがありますね。
先日、私も受けた不正リンク警告ですが、不正リンク警告をかいくぐったブラックハットSEOサイトもGW前にやってきたペンギンアップデートによって順位を落としたケースが多いと思います。
不正リンク警告と、ペンギンアップデートは全くの別物なのですが、対象になっているのが、過剰な人工リンクを構築していたサイトという点で一致しています。
ペンギンアップデートは、リンクに限ったものではなく、内部SEOも対象になっているようですが、内部がどうという話はほとんど聞かれず、不正リンク警告と同様に、有料リンクや過剰な自演リンクが標的になっているなイメージです。
ペンギンアップデートに関する記事まとめ
ペンギンアップデートが実施されて2週間ほどが経過し情報が出揃ってきたので、現時点で有益と感じた記事をまとめておきます。
- ペンギン・アップデートを導入したんだけど質問ある?
- ペンギン・アップデートで不当なランキングダウン!? ⇒ 申し立てフォームあり
- Google「ペンギンアップデート」傾向と対策
- Googleのペンギンアップデートから回復するためのアドバイス
- 隠しテキストとキーワードの乱用はペンギン・アップデートの餌食に
勘違いしている人も多いのですが、ペンギンは被リンクだけではなく、内部SEOも標的になります。多くの方が既に読んだ記事だと思いますが、影響を受けたであろうサイトを運営している場合には、何度か読んでおいた方が良いと思います。ただ、自分のサイトがペンギンアップデートに捕獲された場合にやるべき事は決まっています。
1. ガイドライン違反が全く無い場合
有料リンクや自演リンクを一切行ってなくて、かつ内部SEOにおいてもスパムや過剰な対策をしていないという場合には、意義申し立てフォームへGOするしかありません。
完全に真っ白なのにペンギンに捕獲されてしまったケースがどれだけあるのかは分かりませんが、4/24付近に検索順位が大きく落ちたり、アクセス数が激減したサイトで、思い当たるフシがないのであれば、Googleに間違っている旨を伝えましょう。
2. ガイドライン違反がある場合
ガイドライン違反がある場合には、全ての違反箇所を修正し再審査リクエストを行います。ペンギンアップデートに捕獲された場合であれば、違反箇所を修正するだけで、いずれ解放されますので、再審査リクエストを送る必要はないのですが、順位が落ちた原因が、ペンギンアップデートによるものなのかを判断することが難しい場合もあるでしょうから、念のため再審査リクエストを送る形が良いと思います。
不正リンク警告はブラックハットSEOサイトにも送られてくるようになっていますが、全てのサイトに送られているわけではありません。警告がなくてもペナルティを受ける場合はありますので、仮に4/24や4/25に順位下落が見られた場合でも、ペンギンアップデートが実施されたのと同じタイミングで、警告なしで不正リンクペナルティが科されている可能性もあります。
仮に、手動ペナルティが科されているのであれば、違反箇所を修正するだけではペナルティは解除されません。リクエストを送ることでやぶ蛇になる可能性もありますが、不正は遅かれ早かれバレるということで、現在どういった状態なのかを把握するためにも、リクエストしておいた方が良いと思います。
ただ、タイミング的に明らかにペンギンの仕業だなと感じる場合には、違反箇所を修正し、次の更新が来るまで様子を見てみるのも良いと思います。しかし、リンク評価が落ちることで、元の順位には戻ってこない可能性が高いでしょう。
人工リンクを極めるよりも自然リンクを集める方が楽?
これだけ厳しいGoogleの不正リンク包囲網が敷かれている中、効果のある人工リンク構築法を探すのは至難の業です。今後さらに厳しくなる可能性はあっても緩む事は無いでしょう。
これからも被リンクがサイト評価を決定する大きな要素であり続けることは間違いないと思いますが、求められるリンクの質はどんどん上がっていきます。現時点では、まだまだ質の低いサイトからのリンクでも評価されてしまっていますが、それも時間の問題のように感じます。
いくらリンク元サイトをしっかり作っても、そこから貼られるリンクに必然性がなければ、評価されなくなるのでしょう。必然性の有無をどうやって判断するのかは分かりませんが、関連性のあるオリジナル記事からのリンクならOKとか、リンク先が1つならOKとかいう次元の話ではなくなってくるような気がします。
もうここまでくると、人工リンクを構築するよりも自然リンクが集まるコンテンツを作る方が楽な気がしています。リンク業者はともかくアフィリエイターであってもコンテンツ力でリンクを集めることができなければ厳しい時代になってくるのでしょう。
正直、100%自然リンクだけで、ある程度検索ボリュームのあるキーワードの順位を上げる事は難しいのですが、リンクがなくてもアクセスを集める事は可能ですので、リンクを集めるコンテンツが作れないのであればアプローチ方法を変える必要があると思います。大きく舵を切るのは大変ですが、Googleとの果てなき戦いから離脱するためにはやるしかありません。