先週Twitterでツイートしましたが、私が管理しているサイトにもついにGoogleウェブマスターツールで不自然なリンクに関する警告メッセージが届いてしまいました。
アフィリエイトサイトにおいてはかなり自演リンクもやっていたので、いままで警告が来なかったのが不思議と言えば不思議だったのですが、Googleがちゃんと見ていることがわかったので、今後は軽い自演リンクにも気を付けたいと思います。
私の場合、特定のキーワードの順位を上げるためのリンクというよりは、主にサイト全体の評価を高めてアクセスアップを狙う事が目的だったのですが、それでもダメという事ですね。
Googleから頂いた警告メッセージの内容
keikoku.comで検出された不自然なリンクに関する Google ウェブマスター ツールからのお知らせ
keikoku.comのサイト所有者様 / ウェブマスター様
このたび、貴サイトの一部ページで、Google のウェブマスター向けガイドラインに違反した手法が使用されている可能性があることが判明しました。
具体的には、PageRank を操作する意図で設定された可能性のある自サイトへの人為的または不自然なリンクがないかどうかをご確認ください。不自然なリンクの例としては、PageRank を転送するリンクやリンク プログラムへの参加が挙げられます。
Google の品質に関するガイドラインに沿うようにサイトを変更することをおすすめします。変更が完了したら、サイトの再審査をリクエストしてください。
サイトへの不自然なリンクがあり、これをご自分で管理または削除できない場合は、再審査リクエストで詳細をお知らせください。
この問題の解決方法についてご不明な点がある場合は、ウェブマスター ヘルプフォーラムをご利用ください。お手数をお掛けしますが、何卒ご理解とご協力賜りますようお願い申し上げます。
Google サーチ クオリティ チーム
リンクスパム警告として良く見られる文章ですね。これについて特にどうという事もありません。
警告を受けたサイトの特徴
- アフィリエイトサイト
- 運営歴:2年
- 記事数:550
- 被リンク:中古ドメイン20個から30本
- 被リンク:無料ブログから数本~20本
- 1カ月ほど前にドメイン名変更
運営歴や記事数は関係ないと思いますが、一応書いておくと完全オリジナル記事で、記事の質はまぁ悪くはないと思います。記事によってはナチュラルリンクも付いています。
サイト開設時に無料ブログから張ったリンクが数本~20本ほどありました。正直本数は把握していないのですが、最大でも 20本ぐらいだったと思います。サイトの関連性はありませんが、リンクを張るための記事を個別に作成し、下層ページを中心に時々トップにも張っていまし た。
気になるのが少し前に行ったドメイン名変更+301リダイレクトです。警告メッセージにもあるように、不自然なリンクには 「PageRank を転送するリンク」が含まれています。これがリダイレクトの事を指しているのかはわかりませんが、リダイレクトもチェックされている可能性は高いでしょ う。
ただ、このサイトのドメイン名変更は、ペナルティ回避やブラックリンクをホワイトリンクに変換するためのものではなく、テキトウに取得 したドメインを使っていたサイトで、意外と育ったので、ドメイン名をサイト名に合わせた事によるものです。これをアウト!と言われると困ってしまうのです が、アウトな場合は301を解除するかドメイン名を戻すという事になるのでしょうか。
サテライトサイトの特徴
皆さんが気になっているであろうサテライトサイトの特徴を簡単にまとめておきます。
- トータルで30ドメイン(全て中古)
- IPアドレスは2種類
- Googleアナリティクスとウェブマスターツールに登録
- 全てWordPressサイト
- デザインはほぼ全て異なる
- 記事はオリジナル
- 管理サイト以外にもリンクを張る
- アンカーテキストは分散
中古ドメインからのリンクは、トップページからではなく固定ページから張っていました。昨年末から徐々にリンクを増やしていき、1ページ1リンクか2リンクで、30本ほどになっていたと思います。
サイトの関連性は全く無かったのですが、リンク元ページはリンク先の為に作ったページで、純粋なテキスト量も1000文字ほどあり、サイト紹介やページ紹介の形でリンクしていました。リンク先は、トップのみにしていたわけではなく、下層にも満遍なく張っていました。アンカーテキストはトップページはサイト名かタイトルタグで、下層はターゲットキーワードでした。
結局、警告を受けた原因はGoogleにしかわかりませんので、自演リンクは全て削除することになります。仮に今回の件でペナルティを受けなくても自演リンクが全てなくなった事で、サイト評価が落ちると思いますので、どちらにしてもアウトということですね。
ちなみに、同じような形で関連性のあるサイトや関連性のないサイトにリンクを張っていましたが、警告が届いたのは1サイトのみです。警告を受ける受けないの基準がわかりませんが、警告を受けてから、リンク目的のリンクを全て削除しました。
警告を受けてからやったこと
- 中古ドメインサテライトからのリンク削除
- 無料ブログを全て丸々削除
- 再審査リクエスト
- 色々と祈る
中古ドメインからのリンクは全て削除しました。無料ブログはどのブログのどの記事から張ったのか憶えていませんし、調べるのが面倒だったので、ブログごと削除しました。削除方法が分からなかったブログに関しては、全ての記事を削除しました。
再審査リクエストでは、「SEOサービスやリンクプログラムは利用していませんが、サテライトサイトからリンクを張っていました。リンクは全て削除しました。ドメイン名の変更+301は正当な理由によるものです。もう純粋なサイト紹介以外で自演リンクはしないので許してください><」というメッセージを送りました。
そして、再審査リクエスト後には、有名な定型文が表示されました。
リクエスト後直ぐに画面の上部にこのようなメッセージが表示されました。キャプるのを忘れたのですが、同時に以下のメッセージが届いていました。
サイトkeikoku.comのインデックス登録の再審査リクエストを、サイト所有者から受け取りました。
Googleでサイトを再審査し、ウェブマスター向けガイドラインに違反していないことを確認した場合、サイトのインデックス登録を再審査します。再審査の手続きには数週間かかりますのでご了承ください。再審査のリクエストはすべて確認していますが、個別に返信することはできません。
これも定型文ですので、特にどうという事はありません。これで許されるのかこの後順位を落とされるのか、全てのリンクが無効化されるのかはわかりませんが、検索順位やアクセス数に何かしらの変化があるのでしょう。
現時点での主要キーワードの検索順位とアクセス数
再審査リクエストを送ってから1週間ほどが経過していますが、現時点での順位とアクセス数を載せておきます。
順位をチェックしているキワードは、今の所変化なしです。サテライトからのリンクにより順位が上がったことは間違いないので、このあとすっ飛ぶのでしょう。ただ、リンクを張る前からそれなりの順位だったので、どこまで行くのかが気になる所です。
アクセス数は微妙に下がっているような感じですが、今回の影響はまだ出ていない気がします。警告後2~3週間で返信が来たり、圏外にすっ飛ぶケースが多いようですので、今後に注目しておきます。過剰な外部SEO実施時の飛ばされ方も色々ありますが、ピンポイント爆撃だったら良いなと思っています。
警告を貰ったらしっかり対処しましょう!
今は、ブラックハットサイトにも警告メッセージが送られてくるようになっており、実際に最近貰ったという話や、増えているという話も聞きますので、頂いてしまった場合には直ぐに対処した方が良いでしょう。
Twitterの方で、警告を無視したらどうなるのか知りたいとの声があったのですが、「不正リンクに対するGoogleからの警告メッセージは無視しないで!」という記事を書いており、Twitterの方でもさんざん無視するのはあり得ないと言っておいて自分は無視するというのは、実験だとしてもあまりにも面白すぎるので、今回はしっかりと対処しておきました。
おそらく無視した所でペナルティを受けるだけですし、万が一他のサイトにも影響を与えるような事になるとシャレにならないので、警告を受けた場合には素直に対処しておくのが良いのでしょう。警告なしでペナることもありますし、個人的には、警告を貰っていないサイトも含めて対処した方が良いように思います。
警告を送るようになった当初、無視して良い結果になったというケースもあったようですが、その後Googleにデータが蓄積されたことで、かなりの確率で黒判定できるようになっているのだと思います。ちゃんと不正リンクを削除せずに、再審査リクエストを送ると、直ってねぇぞコラ!という警告第二弾が来る事もあるようですので、Googleは全てお見通しという事なのでしょう。
今回警告を受けたサイトは、それなりに稼いでいるアフィリエイトサイトなので、今後のGoogleの処置が気になる所ですが、リンクの量やサイトの質に関係なくスパム判定される可能性が高いという事がわかったので、今後は自演リンクは控えてコンテンツ作りに精を出したいと思います。
»Googleから警告を貰ったサイトが期限切れドメインだったことが判明!
»Googleのリンクスパム警告ペナルティが解除されました!
コメント
“ついにGoogleウェブマスターツールにリンクスパム警告メッセージが届く” への6件のフィードバック
こんにちは、わたしはアフィリエイターなのですが同様にいくつかのサイトで不自然リンクの警告を受けています。 しかもかなりのビッグキーワードで上位表示されているサイトに限って(涙)
それらのサイトは最低50ページ以上あり、リンクの付け方、サテライトサイトの構築の仕方は、わたしもパシさんとほぼ一緒です(完全オリジナル記事)が、警告を受けたサイトに送っている自演リンクの数はもっと多いです。
いくつかのサイトは警告を受けた後も順位変動ありません。しかし、警告が来たサイトの中にビッグキーワードで上位表示されているサイトが2サイトあるのですが、それらは揃って急降下しております。(明らかにペナルティといえるような)ちなみに再審査送ってません、リンクも外してません。売り上げベースでとんでもなくマイナスです(涙)
自分のサイト群の話なのでなんとも言えませんが、おなじサテライトサイトを使用しているのに、実際に順位変動があったのがビッグキーワードで上位表示されてるサイトのみというのが非常に気になります。手持ちの中でも競合がそこそこのキーワードで上位のサイトは警告すらきてませんので・・・
こんにちは。
確かに、ビッグワードは警告やペナルティですっ飛んでいるようなサイトが多いですよね。検索ボリュームが多いキーワードについては、ペナりやすいという事があるのかもしれません。
アフィリエイターさんであれば、リスク承知でやっていた部分があると思いますが、ビッグワードのペナは痛いですよね><
有益な情報をありがとうございました!
[…] ■ついにGoogleウェブマスターツールにリンクスパム警告メッセージが届く | パシのSEOブログ →どんなサイトが警告を受けたのか、しっかり書いてくださっています。そしてその後の対策 […]
おはようございます。
私のサイトは一度警告が来て、再審査したらまだ問題がありますと約2週間後に警告がありました。
その後、さらに外部リンクを外して約1週間が経ちます。順位は回復の兆しがありません、、、、
やはり、再再審査をすべきなのでしょうかね?!
再再審査してもまた同じような警告が来るそうですが。
この状況が続くと正直、かなり痛いです。ちなみにビッグワードのECサイトです。
Bingでは結構上位にいるんですがね(笑)
おはようございます。
再警告や再々警告があるという話も聞きますね。結局のところ、該当のリンクを全て外さない限り警告は続くのでしょう。
外せるリンクは全て外して、外せないリンクはなぜ外せないのかという事を説明するしか無いですよね。それで許されるかはGoogle次第ですし、許されたとしても以前の順位に戻ることはまず無いと思いますが、ペナルティが解除されないことにはどうにもならないですよね。
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