SEO導入失敗例と事前に頭に入れておくべき事

SEOを実施する事により「検索順位アップ ⇒ アクセスアップ ⇒ コンバージョンアップ ⇒ 売上アップ」という具合に進む事が理想的ですが、検索順位やアクセス数はアップしたものの、コンバージョンや売上はアップしなかったという事や逆に下がってしまったということもよくある事です。

そこで、SEOを導入するにあたり、失敗しない為の注意点をまとめておきます。SEOは順位を上げる所までで、その先はWebコンサルの仕事でしょという話もありますが、今回そういったものは考えない事にしておきます。

SEO導入失敗例

1.検索エンジン重視のサイトで問合せ数が激減

検索順位を上げる為には検索エンジンに好まれるようなサイト作りが必要になってきますが、実際にサイトを見るのはユーザです。しかし、内部SEO対策を実施する場合、どうしてもユーザの事を忘れがちになってしまいます。

SEO対策だけのサイトなんて大嫌い。おかしな再リニューアル

オーナーの話によると、ただでしてあげるからと、SEO対策バリバリのホームページにしてもらったようです。だけど、このページにして数ヶ月、お問い合わせの件数が激減・・・。

どういう経緯と目的でサイトリニューアルを無料で実施してもらえる事になったのかは分かりませんし、画像を見ただけではどの辺がバリバリなのかは分かりませんが、現在のサイトが旧サイトに戻っている所を見るとSEOの導入は失敗だったという事なのでしょう。(元に戻した理由として著作権が絡んでいるかもしれません。)

似たようなものでは、キーワードの詰め込みすぎなどにより直帰率が上がってしまったり、PVが減ってしまうという事も良くあります。SEOとデザインやユーザビリティはバランスよく同居させなければいけないのですが、安易に取り組んでしまうと失敗する事も多いのです。

2.titleタグ変更で会社名で1位に表示されなくなった

キーワード重視のタイトルにする為にtitleタグから会社名を除いてしまう場合があるのですが、これはやめておいた方が良いでしょう。中小企業の場合、知り合い以外の新規訪問ユーザが会社名で検索するという事はまずないのですが、リピータとなると話は別です。

珍しい名前であればtitleタグに社名を入れなくても1位に表示されますし、良くある名前の場合titleタグに社名を入れても1位表示が難しい場合もあるのですが、基本的には社名で1位表示されるように対策しておいた方が良いでしょう。 また、トップページにおいては社名がtitleタグの後ろにありすぎて、検索結果に表示された際に切れてしまわないように注意しましょう。

3.被リンク集めによる企業イメージのダウン

企業サイトの場合ナチュラルリンクを集める事が難しいので、作為的な被リンク集めを実施する事もあると思いますが、やり方を間違えると企業イメージのダウンになりかねません。

良くやりがちなのが、ブログへのコメント残しやソーシャルブックマークによる大量のセルフブックマーク、掲示板や質問サイトなどへの自演投稿です。いずれも被リンクを増やす簡単な方法ではありますが、被リンクやアクセスアップ効果以上に企業イメージを悪くする可能性がありますので注意しましょう。

4.ペナルティによりアクセス数激減

アクセス数を増やす為にSEOを行ったのに、結果的に検索エンジンからペナルティを受けてアクセス数が激減するという事も珍しくありません。同じ施策をしてもプラスに働く事もあればマイナスに働く事もあるのがSEO対策の難しい所です。

基本的なSEOを適当な範囲で実施している限りペナルティを受けることはほとんどないのですが、具合が分からないうちや感覚が麻痺してくると意外と近い所にペナルティの魔の手は忍び寄ってきますので、常にやりすぎないという事を頭に入れておいた方が良いでしょう。

5.問合せや受注の急増に対応できない態勢

SEOが成功し実際に問い合わせや受注件数が増えて来るのは喜ばしい事ですが、それを処理できる環境が整っていないと企業の信頼を落とす事になりかねません。

特に一部の地域限定のサービスを提供している企業の場合、ビッグワードで上位表示を達成した時などに、成約に繋がらない問い合わせが増加して業務に支障が出るという事もあります。また、上位表示される事で色々な所からの営業電話が増える可能性も考えられます。

せっかく上げた順位を少し落として欲しいというような事を仰る方もいるのですが、そんな簡単に順位がコントロールできれば苦労しませんよね。こういったケースは滅多にありませんが、順位を上げる事が常に正解とは限らないということです。

6.売上アップし従業員を増やしたら順位が落ちた

SEOにより成約数が大幅に増えた事で従業員を増やす必要がでてくる場合もあると思います。一度上位表示されると順位がそのまま維持されると思っている方もいるのですが、検索順位は常に変動する可能性があるものです。

特定の検索エンジンからの流入や特定のキーワードからの流入に頼りきっていると一瞬にして状況が変わってしまうかもしれません。SEOにより一気に売上が倍増する事もありますが、しっかりとリスクヘッジしておかないと一気に半減する事もありますので、影響が大きい人件費の部分に手を入れるときには、特に注意しましょう。

最後の二つはSEOによる直接的な失敗例というわけではありませんが、SEOが企業運営の失敗に繋がったという事は間違いありません。

SEOを導入する前に頭に入れておくこと

本当にSEOが必要なのか

SEOというものを知らずに営業電話を受けて、そのままの流れで契約してしまうという方も少なくありません。電話してくるSEO業者は信用できないという分けではありませんが、相手の言っている事が理解できない場合には、契約せずに情報収集に努めた方が賢明です。

まず大前提としてSEOを導入する事が最善の策なのかという事を考えた方が良いでしょう。確かに検索エンジンの自然検索の部分から継続的に集客できれば、PPC広告などよりもコストの面でお得かもしれません。しかし、SEOは成果が出るまでに時間を要するものですので、短期的な効果を求める場合には向きません。

自社で実施できないのか

基本的にSEOは商品やサービスを熟知している社内のスタッフが行った方が良いと思っています。SEOがどういうものかという事や必要性が分かったら、外注する前に自社内で実施できないのかという事を考えます。

良く分からずに自社で実施する事で、検索エンジンからペナルティを受けるなどのマイナスに作用する事もありますが、良く分からずに業者に丸投げするのは愚の骨頂です。やる気と継続する力さえあれば大抵の場合業者の力を借りずとも成果は出るはずです。

検索順位アップと売上アップは別問題

コンバージョンが増えない原因は、検索順位が低い事にあると考えてしまう人が多いのですが、実際には検索順位を上げたのにコンバージョンが増えなかったというケースは多いものです。

業者に外注する場合、サイト内部をほとんど変更せずにSEO対策が行われる事も少なくありません。順位を上げれば全てが解決すると考えている方も多いのですが、サイトに問題がある場合、順位が上がってもSEOの効果を実感できないかもしれません。

サイトが万全な状態であれば当然アクセス数が多い方がコンバージョンは増えますが、SEOだけで売上が大幅にアップするという方が稀なような気がします。

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公開日:2010年5月17日
最終更新日:2011年8月6日

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  1. 一度売り上げが飛躍的に上がりたいと思う企業の心をついてくる勧誘にのる人は多いでしょう。売り上げって少しづつあげるのが理想ですね。v字回復はラムダ下降にもなりやすいでしょう。(経験者)

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