2009/10/13
カテゴリ: SEO, 1- テクニック — パシフィカス @ 8:55:00

企業サイトの内部SEOによるアクセスアップ法

仕事柄色々な企業サイトのアクセス解析データを拝見するのですが、多くのサイトが抱える問題点というか、成功していないサイトには「根本的なアクセス数の少なさ」という共通点があります。

今回は、企業サイトのアクセスアップ法を内部SEOの観点から考えて見ます。過去に散々取り上げてきたSMOによるアクセスアップについては触れません。

検索エンジンからのアクセス数を把握する

まずは現在のアクセス数を確認します。SEOの成果を見る為にアクセス総数ではなく、検索エンジン経由のアクセス数に限定します。(説明に出てくるアクセス解析はGoogle Analyticsです。アクセス解析初心者の方はAnalyticsの見るべきポイントもご覧下さい。)

トラフィック⇒検索エンジン
検索エンジンからのアクセス 

検索エンジンごとのアクセス数は気にせずに、赤枠内の検索エンジン経由の総セッション数を確認します。直近一カ月のセッション数が3,000に満たない場合には、一日平均で100アクセスにも満たないわけですから、まずはアクセスアップに重点を置いてSEO対策を行います。

それなりの成果を上げる為には、検索エンジン経由のセッション数が1日平均200として、月あたり6,000以上は欲しいところです。

※以降、セッション数=アクセス数として説明していきます。

多くの企業サイトが抱える問題点

ページ数が少ない

多くのアクセスを集める為には、ビッグキーワードでの上位表示よりもページ数やテキスト量を増やすことによるスモールキーワード対策の方が効率的です。

ページ数を増やせば絶対にアクセス数も増えると言う単純なものではありませんが、しっかりと内部SEOを行えばどんなサイトでも一日あたり『ページ数×2』のアクセス数を獲得する事は可能です。単純計算で一日200アクセスを獲得する為には、100ページ以上が必要という事になります。

ページを増やす方法

  1. 既にあるページを分割する
  2. 関連キーワード対策を行う
  3. FAQ(よくある質問)を作る
  4. 用語集を作る

上記の4点はどのサイトでも実施できるページ増加法です。

ページの分割

SEOの基本は1ページ1テーマですので、既存のページが分割できる内容だった場合には、分割してそれぞれのページを充実させます。

関連検索、複合キーワード対策

コンバージョンに繋がるユーザを獲得する為には、ターゲットキーワードと関連性のあるキーワードでの流入が必要不可欠です。そのために関連キーワード対策用のページを作成します。

関連キーワード対策については下記を参照ください。
関連キーワード
複合キーワード
類語・同義語キーワード

分割したページや関連キーワードページは1ページあたり2000文字以上のテキストが欲しいところです。

FAQと用語集

FAQや用語集は、1ページ1質問、1ページ1用語の形で作成します。ただし、各ページのテキスト量が少なすぎると検索エンジンにインデックスされない可能性がありますので注意しましょう。また、FAQや用語集はWordPressなどのCMSで作成すると更新や管理が楽になります。

上記4点を全て実施すればページ数は簡単に数百ページにはなるでしょう。ページを追加したらGoogleウェブマスターツールヤフーサイトエクスプローラBing Webmaster Centerでsitemapを送信します。

対策後は、必ずインデックス数が増えているかを確認します。インデックスの確認は上記の管理者ツールか検索エンジンで「site:あなたのURL」で検索しHIT件数を調べればOKです。

数カ月経過しても追加したページ数とインデックス数とがかけ離れている場合には、サイトのリンク構造や追加したページに問題があります。トップページから2、3クリックで全てのページに到達できるようなリンク構造になっているかを確認し、それでもインデックス数が増えない場合には、それぞれのページ内容を充実させていきましょう。

キーワード選定が間違っている

インデックスされているページ数がそれなりにあるのにアクセス数が増えない場合には、キーワード選定の時点で間違っていたり、ページごとに特定のキーワードで最適化ができていない可能性が高いと言えます。

ターゲットキーワードの変更

下図は左から「SEO」「SEO対策」「Yahoo SEO」の順位別月間検索アクセス予測数です。数値はaramakijake.jp独自の予測データとなっています。

キーワード別アクセス数

注目すべきは10位と11位のアクセス数の差と、キーワードの大きさ別アクセス数の差です。2ページ目へ移動するユーザは全体の20%ほどと言われており、どんなキーワードでも1ページ目と2ページ目には大きな壁があるのです。

また当然の事ではありますが、同じ順位でもキーワードによって期待できるアクセス数は大きく異なります。ビッグワードなら20位でも意味がありますが、ミドルワードでは5位以内、スモールワードでは1位を狙わなければなりません。

月間検索数のみでキーワードを選んでいる方も多いと思いますが、検索数が少なくても既に上位表示されている競合サイトが強い場合には当然上位表示が難しくなります。

SEOを施したら、その後ターゲットキーワードで実際にどれほどのアクセス数があるのかを確認しなければなりません。アクセスに貢献しない上位表示は全く意味がありませんので、キーワード選定を間違えた事に気づいた場合には、早急に軌道修正した方が良いでしょう。

ページごとにターゲットキーワード変える

ページを増やしたときに意外と忘れがちなのが、1ドメイン2ページのルールです。どんなにページを増やしてもページごとのターゲットキーワードが被っていると、検索結果に表示されないページが出てきてしまい、アクセスアップに貢献しないのです。

他のページとの兼ね合いも考え、ページごとに上位を狙うキーワードを明確にしていくことが大切です。

無駄なキーワードは排除

アクセスアップを図るためにページタイトルや見出しに様々なキーワードを詰め込む方が多いのですが、ターゲットキーワードをより鮮明にする為に、無駄なキーワードはタイトルや見出しから排除してください。

文章内に様々なキーワードを含めることは良いのですが、内部SEOで重要となるタイトルや見出しに無駄なキーワードがあるとターゲットキーワードがどうしてもかすんでしまいます。Google Analyticsでは流入キーワードにフィルタをかけてアクセス数を調べる事ができます。

トラフィック⇒キーワード⇒フィルタキーワードに調べたい単語を入力
キーワードのフィルタ検索

アクセスアップの為に無理やり詰め込んだキーワードは、実際のアクセス数に貢献しているでしょうか。月にゼロ~数件しかアクセスが無いようなキーワードは削除してしまって良いでしょう。

企業サイトのアクセスアップ法まとめ

アクセス数が少ないという事は、サイトがユーザの目に触れる機会が少ないという事です。成功する企業サイトを作る為には、ユーザに興味を持ってもらえるサイト作りの前に、最低限のアクセス数を確保しなければなりません。

もちろんコンバージョンに繋がらないようなキーワードでのアクセスばかりではしょうがないのですが、根本的にアクセス数が足りていないサイトは、コンテンツ作りやLPO、コンバージョンなどを考える前に、まずはアクセス数を底上げする為の内部SEO対策を行った方が良いと言えるでしょう。

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