トップレベルドメイン(TLD)と被リンクのIP分散によるSEO効果
好きなトップレベルドメインが選べるようになるというニュース以降、TLDの違いによるSEOに関する記事をあまり見かけなくなったのですが、いまだにSEO的にどのTLDが良いのかで悩んでいる方が結構いるようです。
結論から言えば、一般的に選択可能なTLDによって検索順位に影響を与える事はないでしょう。この辺は過去記事のドメイン名とSEOも参照ください。
そもそも強いTLDがあるとするならば、最終的に皆がそのTLDを選ぶ事になり、相対的に強くは無くなります。
日本をターゲットにしたサイトの場合にはjpドメインが良いといった意見もありますが、個人的にはTLDは好きなものを選べば良いと考えています。
経験上、「jp、com、biz、info、net、org」 などの違いによるSEO効果を感じた事はありませんし、それぞれのサイトが異なる内容なのですから、TLDによるSEO効果など調べようがありません。
被リンクのIP分散
私の中でTLD問題と似たような感じで捉えているのが被リンクのIP分散です。
『IP分散によるSEO』とは、検索エンジンはサイトのIPアドレスを見ているので、サテライトサイトなどのリンク元となるサイトは、異なるIPアドレスのサーバーで作成した方がSEO効果が高いというものです。
これは、無料ブログなどのスパム対策として検索エンジンが採用したと言われていますが、IP分散についても”問題はそこにない”と感じています。
ゴミサイトをIP分散させたところで、サイト価値が上がる事はないでしょう。逆にそれぞれのサイトが有益なコンテンツを含有し、様々なサイトから被リンクされている状態であれば、同じIPアドレスでもそれぞれに価値があると言えるでしょう。
ユーザ目線で考えてもサイトのIPアドレスなんてどうで良いわけで、結局はIPでサイト価値が判断されているわけではなく、そのサイト自体が評価されているのではないでしょうか。
IPアドレスを分散させるために、新サイト作成時には毎回異なるレンタルサーバーで契約している方もいると思いますが、その効果を感じた事はありますか?これもTLD同様、それぞれのサイトが異なる内容なのですから、IPの違いによる効果など調べようがありません。
サテライトサイトとして無料ブログを活用する際に、IP分散のため異なるブログサービスを利用するという事は特に問題はありませんが、独自ドメインでレンタルサーバー契約をする場合にIP分散を考え出すと、管理の面で大変になります。
IPを分散させる事を考えるよりも、ユーザにとって有意義なサイトを作る事を考える方が重要である事は明白です。
意味の無い部分で優劣を付ける事による弊害
こういった眉唾的なSEO対策の時にまず考えるべき事は、「その部分でサイト毎に優劣を付けることによって誰が得をするのか」という事です。
TLDもIP分散も、仮にその部分だけを見て加点してしまうと、サイト評価を見誤る原因になってしまいます。また、そこに目をつけたSEOスパムが横行する元を自ら作り出す事にもなりかねません。果たして検索エンジンがそんな事をするでしょうか。
ドメインによるSEOとしては数年前に流行った日本語ドメインのように、特定の検索エンジンで効果が見られる場合もありますが、その効果は一時的なものです。
今回の記事は個人的な妄想の域を出ませんが、効率のよいSEO対策にとっては、意味の無い情報に惑わされない事も重要であるとも言えます。
タグ
IPアドレス分散、TLD、被リンク公開日:2009年4月20日
最終更新日:2011年7月24日
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はじめまして、「IP分散の効果」については、すでにビッグダディを進化させたグーグルにとって不要のものとなったのでしょう。2003−2004年当時ほど、こだわる必要はなくなったのかもしれません。