相互リンクする時の注意点まとめ

相互リンクの評価が下げられていると言われており、私自身も現在は相互リンク先を探すことを行っていませんが、関連性の高いサイト同士の相互リンクは現在でもSEO効果が高いと考えられます。

有益なコンテンツによりナチュラルリンクをGETする方がベターではありますが、中小企業サイトはナチュラルリンクを受ける事が難しい為、SEOの施策の一つとして相互リンクを行うのは良い事なのかもしれません。

しかし、相互リンクはしっかり管理しておかないとマイナスを効果を生みますので注意が必要です。

優良な相互リンクサイトを探す

  • 関連性が高いサイト
  • オーソリティサイト
  • インデックスされているページからのリンク
  • コンテンツ部分からのリンク
  • ページ内のリンク数が少ない
  • 相互リンク先が関連サイトに限られている

全ての項目を満たしていれば優良な相互リンク先です。一つも満該当しないようであればそのサイトと相互リンクをする必要はありません。

悪質相互リンクサイトに騙されない

相互リンク先サイトを見分ける上で、上記のポジティブな条件と共に、相互リンクしてはいけないネガティブな条件もチェックしておかなければなりません。

相互リンクを勝手に解除するサイト

相互リンクよりもナチュラルリンクの方がSEO効果が高いことが一般的となった事で、定型文のような相互リンク依頼メールを多くのサイトに送りつけ、ある程度リンクがついた所で自サイトの相互リンクやページ自体の削除を行う悪質なサイトがあります。

先日管理サイトでもリンクを削除されている相互リンク先がありその旨メールをした所、「ページ修正時に間違えて削除してしまったのでリンクし直しました」との返信を頂きました。

今回の件の善意・悪意については私には分かりませんが、サイトリニューアル時などに間違えて削除されてしまうケースや、予告無くリンク集のURLが変更になるケースもありますので注意が必要です。

相互リンクチェッカーは沢山ありますが、ドメイン丸ごと(複数)をチェックできるようなツールは無いので、結局は手動で確認しなければなりません。(あれば教えて下さい。)

相互リンク後に相手のサイトに問題がある事が分かった場合でも、こちら側のリンクを外す際にはメールなどで一報入れましょう。

相互リンクページのドメインが異なるサイト

サイト内の相互リンク集のみ別ドメインになっているサイトは要注意です。

その別ドメイン自体の評価が高ければ問題ないのかもしれませんが、こういったサイトは何かを企んでいるケースが多いように感じます。

そもそもリンク元とリンク先が別ドメインという事は、こちら側と相互リンクにはなっていません。相互リンクは対等な形で行われる方が良いでしょう。

相互リンクページのインデックスを拒否[noindex]

昨年取り上げましたが、相互リンクページを検索エンジンにインデックスさせないようにしているサイトもあります。

metaタグに『name=”robots” content=”noindex”』という記述がある場合、要するにそのページをインデックスさせない(SERPに表示しない)という事です。

robots.txtを確認し、下記のようなリンク集ページに対し、検索エンジンロボットのクロールを制御するような記述がある場合も注意です。

User-agent: *
Disallow: /link/
Disallow: /mutual/
Disallow: /link.html
Disallow: /mutual.html

相互リンク先にリンクジュースを渡さない[nofollow]

ペイパーポスト問題によりすっかり有名になったnofollow属性ですが、相互リンクに挿入している悪質なサイトも見受けられます。

一見普通にリンクしているように見えますが、リンクの属性として『rel=”nofollow”』がある事で、リンクジュースがこちら側に渡されていないのです。

metaタグに『name=”robots” content=”nofollow”』という記述がある場合も同じで、要するにそのページにあるリンクにはリンク評価を渡さないという事です。

相互リンクまとめ

このように相互リンクをする際には注意しなければいけない点が沢山あります。今回は触れませんでしたが相互リンク先がペナルティを受けている場合には、リンクを張っている側にもマイナスダメージが及ぶ可能性があります。

上記のような自サイトの事しか考えていない様な悪質なサイトは、いつスパム的な手法に手を出すか分からないとも言えます。

数百、数千という大量の相互リンクを行っているサイトもありますが、全てのリンクを完全に管理することは不可能でしょう。管理し切れないほどの大量の相互リンクは自らの首を絞める事になりかねません。

コメント

“相互リンクする時の注意点まとめ” への17件のフィードバック

  1. SEMアドバイザー亀田のアバター

    パシフィカスさん、こんにちは。初めて書くような気がします。いつも楽しみに拝見しています。

    相互リンクは以前ならばお金を払ってでも依頼をするという時代もありましたが、ここ最近はいろいろな裏テクニックなどの存在により、なかなか相互リンクも信用できなくなったと感じます。本来の意味でのお勧めリンクという存在意義が薄れたのが理由かもしれません。

    ちなみに悪徳SEO対策業者データベースは、結構前に私がアクセスした時には既にありませんでした。パシフィカスさんと同じく、力が動いたとしか考えられませんね。
    ある意味完全なブラックではないグレーな会社からクレームを言われたら、サーバ側も削除せざるを得ないのかなとも思いました。

    考えようによっては、振込詐欺ではないですが、他の業者にもその「ブラックな手法」を教えるようなサイトにもなりかねないので、削除されたことは、良い面もあったかもしれないとも感じます。私は、よくここまでやるな〜という気持ちで読んでいましたけど。

  2. パシフィカスのアバター

    >亀田さん

    はじめまして、コメントありがとうございます。

    相互リンクについては他サイトの紹介という意味合いがほとんど無くなりリンク集めの手法となってしまっていますね。

    >悪徳SEO対策業者データベース
    私も以前からなくなっていた事は知っていたのですが、記事と合致していたので一応取り上げておきました。

    やはりあの手のサイトを運営し続ける事は難しいんでしょうね。

  3. SEOもっと!西澤のアバター

    こんにちは。

    >中小企業サイトはナチュラルリンクを受ける事が難しい為、SEOの施策の一つとして相互リンクを行うのは良い事なのかもしれません。

    私も同じ理由で相互リンクを否定しません。何の資源も無く、右も左も分からない人に、いきなり「良いコンテンツを作ってナチュラルリンク・・・」なんて言ったってあまりにも現実とかけ離れていますし、相互リンクなんてやめようって言うのは簡単だけど、中小企業サイトや本当にゼロからはじめた人の実情を分かっていない人のキレイゴトに写ります。

    亀田さんがおっしゃるように、あくまでも「お勧めリンク」ということを前提に考えて、この記事に書かれている「優良な相互リンクサイト」に限れば、相互リンクをする意味は十分あると思っています。

  4. パシフィカスのアバター

    こんにちは。

    管理サイトにおいてもまともなサイトから相互リンク依頼があった場合には基本的には受けるようにしています。

    中小企業サイトでリンクを集めるのってホント苦労しますよね。

  5. SEOもっと!西澤のアバター

    こんにちは。

    ホント、みんな苦労してますよ。
    私だってはじめはご丁寧なメール書いて必死にお願いしましたもの・・・。

    でも、はじめは泥臭く相互リンクやって、
    「世の中甘くないって」事を知るのも良いことだと思いますけどねw

  6. シロウトのアバター

    重コメ、削除しときました^^
    相互リンクも本当はいいモノの筈なんですよね。
    外部リンクはユーザーにも選択肢を与えるモノですし。

    Yahoo!などは相互リンクが結構有効なようです。私の記事にコメントしてくれた方
    の話で知りましたが、Yahoo!で「幼児育児」でスパマーが同一コンテンツで上位をしめていましたが、自身の運営サイトの相互リンクのみのようでした。「幼児 育児」と空白入れればいいんですけどね。

    悪徳SEO対策業者データベース、無くなったんすね。圧力はあるでしょうね。
    業者から見れば「誹謗中傷」と取るでしょうし、サイト名的にも法に抵触するっぽいですし・・

  7. パシフィカスのアバター

    あざっす。kwsk説明しときました。

    サイトにもよりますが相互リンクにSEO効果はまだまだあると思います。でも調査がめんどいですね。

  8. シロウトのアバター

    >kwsk説明しときました。
    胸に手を当てて本当にそう言い切れますか?w

    確かに相互リンクは効果がありますよね。
    逆に相互リンクが効果が無いとなると誰もリンクしなくなるかもしれませんし、
    それはユーザーにも好ましくないでしょうしね。Yahoo!自体、多くのサイトと
    相互リンクでしょうしね。

    >でも調査がめんどいですね。
    正直しんどいですね。不毛ですし。

  9. kypのアバター
    kyp

    最近、相互リンクをSEOのための被リンク集めに使っているようなサイトとは実はあまりリンクしたくないと考えています。
    そういう意味で、SEOには効かないよ、ということを明記して、リンクジュースを渡さないようにしたリンク集にし、それでも相互リンクしてくれるようなサイトとリンクしたいものです。
    リンクジュースを渡さないこと全てが悪だとは思えないのですが。

  10. パシフィカスのアバター

    クリックを目的とした相互リンクは、その事を明記してあればリンクジュースを渡さなくても全く問題ないと思います。

    被リンク目的で相互リンクを募集(依頼)しておいて、nofollowというケースは悪だと思った次第です。

  11. kypのアバター
    kyp

    こんばんは。
    ちなみに、何も記載されていない相互リンクページは、
    ・クリック目的の相互リンク
    ・SEO目的の相互リンク
    のどちらと見なされるのでしょうね。

    もし、何も書いていなければ、たとえ前者であったとしても文句は言えないと思いますが。
    リンクジュースがもらえなくてもリンクはされているわけですし。
    リンクジュースを渡さないことを明記しろ、なんてのは、SEO病患者(笑)の勝手な都合ということはないでしょうか?

    自分は、SEOという言葉を知る前は相互リンクはクリック目的でやっていましたし、今も基本的にそうです。

    被リンク目的の募集か、クリック目的の募集かは、明記していなければ、わからないような気がします。

    例えば「ページランク6の私のサイトと相互リンクしませんか?」と書いてあっても、実はクリック目的の相互リンクかも知れませんよ(笑)

    余談ですが、nofollowが一般化したらSEOが大きく変わるかも知れませんね。

  12. パシフィカスのアバター

    何も記載されていないページはどちらとも判断できないでしょう。結局のところサイト管理者側の考え次第だと思います。

    リンクジュースを渡さないことを明記する必要は無いと思いますが、メールで相互リンク依頼が来て調べてみたらnofollowだったという事は何度か経験があります。

    >例えば「ページランク6の私のサイトと相互リンクしませんか?」と書いてあっても、実はクリック目的の相互リンクかも知れませんよ

    これは無いんじゃないですかね。明らかにリンクジュースを売りにしているわけですから。でも、結局はこれもモラル的な問題だと思うので、その人の考え方次第なのでしょう。

  13. kypのアバター
    kyp

    素早いお返事ありがとうございます。
    自分の場合、相互リンク依頼に対してnofollowかどうかはチェックしませんが、自分のサイトに関連のないサイトや、コンテンツがロクにないのにリンクばかりしているサイトからの依頼は無視しています。
    で、ほとんどがそういうサイトというのが困りものです。

  14. 吉田のアバター
    吉田

    いつも楽しみに見てます。

    最近、私のサイトに相互リンク依頼がきて、なんとなく感じの良い方だったので、先方のリンク集を見たが、私のサイトが見当たらないではないですか(笑)
    しかし、メールに載ってるURLから確認してみると、私のサイトが載っているんですよね(笑)

    なにがしたいんかよくわかんないです(笑)
    リンクジュースが欲しかったんですかね。
    未だに謎です・・

  15. パシフィカスのアバター

    >吉田さん

    コメントありがとうございます。

    URLを見てみないと状況がわかりませんが、先方の単なるミスの可能性もあるのかもしれません。

    ちなみにnofollowでの相互リンク依頼のケースも良い感じの方でしたよ。

  16. 吉田のアバター
    吉田

    パシフィカスさん反応早いですね。
    ちゃんと寝てます?笑

    >URLを見てみないと状況がわかりませんが、先方の単なるミスの可能性もあるのかもしれません。

    確かにそうかも知れませんね。気が向いたらちょっと聞いてみます。

    EvoブログはSEOネタだけでなく、話にちょっと毒舌入ってて、面白い記事多いですね。私は、SEO関係の情報を普段みることはないですが、こちらのブログはちょくちょく見ます。面白いですよ。どの記事も。お世辞じゃないです。
    頑張ってくださいね。

    でわ・・失礼

  17. ムハマドのアバター

    > 相互リンクチェッカーは沢山ありますが、ドメイン丸ごと(複数)をチェックできるようなツールは無いので

    このツールも自分探していますが、英語版でもみつかりませんね。
    あれば、教えてください。