ライブドアがフジテレビに311億円を支払い和解へ
フジテレビが、ライブドア事件のために、保有していたライブドア株が急落して損害を受けたとして損害賠償を求めていた裁判で、裁判所から提示された和解案をライブドアが受け入れたとの事です。
フジテレビは約345億円の損害賠償を求めていましたが、その90%にあたる約311億円をライブドアが支払う形で和解が成立したようです。
現在LDHはライブドア旧経営陣らに対し35億円の損害賠償請求訴訟を提起していますが、請求額を拡張するとのことです。
支払期日の2/10までにどうやって311億円もの大金を支払うの?といった意見もありますが、半期報告書(PDF)を見る限りでは、現金が1458億もあるから何の問題もなさそうですね。

それにしても半年で現金+800億って、フジテレビに支払う気満々だったんですかね。
他の株主や個人投資家への賠償はどうするのか
ライブドアは様々なところから賠償請求されていますが、他の企業や個人投資家にはどういった対応を取るのでしょうか。
という疑問を打ち消すかのように、LDHはIRのなかで既に他には払わねぇよ宣言をしております。
当社へは、本件以外に、旧証券取引法第21 条の2 及び民法第709 条等に基づき、法人・個人の投資家より、複数の損害賠償請求訴訟が提起され、現在全ての訴訟において係争中でございます(うち、1 件については平成20 年6 月13 日に当社に約95 億円の賠償を命じる地裁判決が下されましたが、6 月25 日に当社が控訴しております)。
これらの係属中の民事訴訟については、本件の株式会社フジ・メディア・ホールディングスとの紛争と異なり、いずれも株式流通市場における当社の責任を問われているものであり、紛争の性質が異なっているものと理解しております。
従って、当社といたしましては、引き続き全力を挙げて争う所存であり、今後とも法廷の場において当社の主張を訴えてまいります。
まとめると「市場でライブドア株を買って勝手に損した投資家には一切金を支払いません」ということです。
投資家がかわいそうと思う方もいるかもしれませんが、これは当然の対応です。こんな損害賠償を受け入れていたら何のリスクも無く株式投資を行えることになり、市場と共に全ての企業が崩壊してしまいます。
いくら第三者割り当てによる損失だったとしても、フジテレビに対しては控訴せず直ぐに支払いを決めた点に関しては、ライブドアのリスク回避能力の高さを表している気がします。
「長いものには巻かれろ。大きなものを動かしたければそれ以上の力を持て」といった所でしょうか。


