2008/10/29
カテゴリ: 企業分析, 3- IT企業 — パシフィカス @ 16:39:08

ソフトバンクが注目の中間決算を発表

ソフトバンクが11/5に発表予定だった中間決算を、株価下落に歯止めをかける為か1週間ほど前倒しで本日10/29に発表しています。

(単位:百万円、カッコ内は対前期増減率)
 
売上高
営業利益
経常利益
当期純利益
平成21年3月期
1,328,998 (-)
180,0001 (-)
117,315 (-)
41,115  (-)
平成20年3月期
1,364,74
(21.8)
167,746
(49.0)
111,165
(77.3)
46,4621
(221.8)

業績予想

連結業績予想に関する定性的情報

当社グループでは、当第2四半期連結累計期間より連結営業利益に関する業績予想を公表することとし、平成21 年3月期通期の連結営業利益は3,400 億円、翌期である平成22 年3月期の連結営業利益は4,200 億円を見込んでいます。

連結売上高は、携帯電話端末の販売手法によって大きく変動するため、業績予想の公表は困難な状況にあります。

また、連結経常利益および連結当期純利益の業績予想は、当社が投資有価証券を多数保有
していることや、ファンドを通じた投資を行っていることから、市場環境の影響を受けやすく、持分法投資損益および特別損益の予測がしづらいため、現時点における公表は困難な状況にあります。

大丈夫だぞ!アピールの為に、致し方なく業績予想発表を開始したような印象を受けます。

営業利益のみってところが怖いですね。「当社が投資有価証券を多数保有していることや、ファンドを通じた投資を行っていることから、市場環境の影響を受けやすく」と言っているように、営業利益と関係なくどうにでもなってしまうということですね。

ただ、投資有価証券やファンドでの投資がプラスに働くこともあるわけで、現時点では何とも言えませんし、今の世界市場では、ソフトバンクに限らず投資有価証券でぶっこいてしまっているが隠している企業も多くあると思いますし、年度末までに市場が回復することを願っていることでしょう。

さて倒産リスクが消えたように見える決算内容ですが、尋常ではない動きを見せていたソフトバンクの株価が、これにより明日からストップ高を連発するのでしょうか。

そんな単純な話ではないと思いますが、明日以降の動きからも目が離せません。これでも株価が下げ止まらないようであれば、何かを知っている誰かが売っているとしか思えません。

ヤフーの株を2,400万株ほど保有しているソフトバンクですが、ヤフーは4月から2万円ほど値を下げています。

2,400万×2万=4,800億円・・・・・

とにかくヤフーとソフトバンクの株価が回復しないことには、ソフトバンクがヤバイ状況にあることに変わりは無いと思うのですがいかがでしょうか。

結局は安く買いたい人たちの嵌め込みだったのか!?

なんかCDSと市場に踊らされた感はありますが、ここ1カ月間の下落が異常だった事は事実です。

ソフトバンク日足

今日のストップ高は本物なのか

モルガンスタンレー証券が投資判断「オーバーウェイトV」を継続したことなどが材料視され、本日はストップ高で引けています。

本日発表の決算期待感もあってか、後場急落した日経平均先物につられる事無く終始高値で推移し、そのまま終わった感じです。

モルガンスタンレー証券は『市場がイメージしているバランスシート懸念は過度であり、手元流動性は6月末で4,259億円、コミットメントラインの未使用枠も1000億円あり、現状では同社の経営に問題はない』と言っております。

目標価格は2,280円から1,240円に引き下げましたが、今の株価なら買いということですね。確かに流動資産の現金及び預金も3月末時点に比べ700億円ほど減っていますが、まだ4,200億円ほどは残っているようです。

証券会社の目標価格は全くあてにならず、自社の手持ちを処分するために存在しているように感じるのですが、1つの証券会社の発言で大きく株価が動いてしまうのが現状です。

モルガンスタンレー証券の嵌め込みなのか、本当にソフトバンクは何の問題もないのか・・・

 

[ 追記 ]

16:30からの決算説明会ライブ中継を見た印象としては、孫社長はとにかく自信満々で、質疑応答に関しては各質問に対する回答が無駄に長すぎて?な部分がありましたが、簡単に言うと『市場は勘違いしているから、ぐだぐだ言ってないで今買え!』ということなのでしょう。

孫社長が仰るように毎年2,500億円以上ものフリーキャッシュフローが積み上がっていくのであれば2.5兆円の負債も10年以内に完済でき、何の問題もないですね。本当に順調に毎年積み上がっていくのであれば。。

質問と関係ない部分で自らの人生設計を含めたお話しをされて、今までは投資バカ的な見方もあったが、「大きな投資はボーダフォンを買収した40代で終りで、これからの50代で無借金かつ、時代の流れに左右されない永続的なキャッシュフローを生み出す経営状態にし、60代で次期経営陣に席を譲る」というような発言は、聞いていて気持ちの良いものでした。

話の70%ぐらいしか理解できませんでしたが、頭の良い人たちの探りあい、殴り合いは第三者として見ていて非常に面白いですね。

それにしても孫さんはキャッシュフローという言葉を何十回言ったのだろうか。

[さらに追記11/6]

アレの話-切込隊長BLOG(ブログ)

状況は極めてシンプルで、好転していると発表された数字は、ある意味で調整された内容であって実態は恐らく違うところにあり、前倒した期間中に重要な事案が出来するから発表せざるを得なかったと考えるべきだろう。

誤解をされると問題なので言っておくと、どれも合法であります。粉飾、というわけではなく、会計上できることは何でもやっているという話であって、これがそのままダイレクトにハゲ逮捕とかなるわけじゃない。

むしろ、できることはすべてやって、きちんと数字を揃える力があるんだなという好意的に捉えて前向きに頑張って逝きたいのだなと考えるべきであります。

中間決算発表後、株価は安値から2倍になるほどの急反発を見せていますが、予断を許さない状況に変わりは無いのでしょうか。

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