GooglebotがUALの株価暴落を牽引
9/8にアメリカNASDAQ市場のUALの株価を、15分間で12ドルから3ドルまで下落させる要因となったGooglebotですが、不思議とあまり大きな問題にはなっていないように思います。
「GoogleによるUAL株価暴落」で浮き彫りになったWeb巡回ボット問題
United Airlinesの親会社UALの破産申請について報じた2002年のChicago Tribune紙の記事が、9月8日のGoogle Newsに突然現れ、NASDAQ市場でUALの株価が12.50ドルから3ドルにまで急落した。幸い株価は9日には持ち直し、現在10.50ドルとなっている。
簡単な流れはこんな感じです。
- 7日早朝に、2002年UAL破産申請の記事にアクセスがあり、South Florida Sun-Sentinel内の最も読まれているビジネスニュースにランキング入りする。
- アクセスの約30分後、嵐に見舞われた週末の航空会社のキャンセル方針に関する記事を読んでいた読者が、この記事へのリンクをクリック。
- 数秒後、「Googlebot」がSun-Sentinelのサイトを訪れてこの記事を発見。
- UAL破産申請の記事がGoogle Newsで表示されるようになる。
- 8日に金融ニュースサービスBloombergの利用者向けに広く配信。
- 株自動売買システムが上記のニュースからUAL株を売却
- 下落に伴い人間のトレーダーも売却に参戦。
- 15分で12ドルから3ドルまで下落
- 数分後誤報と分かり株価上昇
Bloombergが一番問題のような気がしますが、それにしても6年も前の記事を最新のニュースと認識してしまったGooglebotの性能も疑われます。
Googleの言い分
Sun-Sentinelは「Popular Stories」のコーナーでこの記事へのリンクを掲載し、記事ページ上で2008年9月7日という日付を提供していた。このためGoogle Newsアルゴリズムが新着記事としてこれをインデックス化した。当社はこの記事の掲載が手違いだと連絡を受けた時点で直ちに削除した。
元記事には日付が記載されておらず、今回Sun-Sentinelに転載された時点で9/7の日付が付き、それをGooglebotが最新記事と認識したようです。
6年前の記事と同じ内容ということで、今回の記事をインデックスから省いていれば、さすがGoogleということになるのでしょうが、そこまで優秀ではなかったようですね。
ただ今回の件は”Google Newsアルゴリズム”と言っていますので、Google検索アルゴリズムとはインデックスの仕方が異なるのかもしれません。


