マイクロソフトがヤフー買収を断念、そのとき株価はどう動いた
マイクロソフトによるヤフー買収の件は、TOBも含めて断念するというなんとも後味のよくない結果となりました。
マイクロソフトは、買収額を1株31ドルから33ドルへ引き上げて交渉を行いましたが、ヤフーは求めていた37ドルを譲らず買収断念となりました。
敵対的TOBも漂わせ、ヤフーにとって逃れられない状況を作ったマイクロソフトですが、意外にあっさりと断られた形となりました。
買収提案取り下げ発表後の両社の株価
マイクロソフト
マイクロソフトの株主にとっては、ヤフー買収提案はマイナス要素でしかなく、33ドルほどで推移していた株価が買収提案発表後には27ドルまで下げる場面もありました。
買収提案取り下げ後の昨夜の株価は、寄り付き後は30ドルを超えましたが、その後は右肩下がりとなり、結局前日比+0.16ドルの29.08ドルで引けています。
マイクロソフトにとってヤフーの買収は、どうでも良かったと言うことでしょうか。

ヤフー
ヤフーの株主にとっては買収提案はプラス要素となり、19ドルだった株価がマイクロソフトの買収提案額の31ドルに鞘寄せされる形となり、29ドルほどで推移していました。
買収提案取り下げ後の昨夜の株価は、予想通りの暴落となり一時前日比-20%となる22.97ドルまで下落しましたが、それ以上下げることは無く終値は24.37ドルとなっています。
今夜どうなるかは分かりませんが、20ドルを割るかもしれない可能性があっただけに、さほど下げなかった印象を受けました。

株価下落後の敵対的TOBの可能性
SEO塾のライオン丸さんも仰っていますが、ヤフーの株価が下落した後に敵対的TOBを発表する可能性は残っているのかもしれません。
しかし、買収断念を発表した直後に敵対的TOB発表では、あまりにも既存株主を馬鹿にした行為といえ、個人的にはマイクロソフトには完全にヤフーから手を引いて欲しいところです。
振り回される米日の個人投資家
正式発表後にしか情報を得られない個人投資家にとって、今回の買収提案から買収断念までの数カ月間は、両社に振り回わされた結果となったことでしょう。
昨夜に買収合意が発表されるとの観測も流れたことにより、金曜日に大きく買った個人投資家もいたことでしょう。
そんな中、買収提案取り下げとの発表があり、ヤフーを購入した多くの投資家がはめられた結果となりました。
米ヤフーの買収提案は、当然日本ヤフーの株価にも影響を与え、2/1の買収提案発表後の翌営業日である2/4のヤフー株価は、前日比+4,000円のストップ高まで買われました。
ヤフーの大株主であるソフトバンクもその影響を受け、2/4は前日比+300円のストップ高となりました。


その後の株価を見る限りでは、米ヤフーの買収提案が日本の企業に与えた影響は、それほど大きくはなかったと言えるのかもしれませんが、明日のヤフーとソフトバンクの株価は下落となるでしょう。
ヤフーは他の新興銘柄にも影響を与えるので、明日のIT関連銘柄は厳しいことになるのかもしれません。
ヤフーを連休前に買った人には非常に残念な結果となりましたが、個人が投げきった頃にマイクロソフトによる米ヤフーの敵対的TOBが発表されるのかもしれません。
振り回され続ける個人投資家・・・
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