Yahoo!、Microsoftの買収に対し徹底抗戦の構え|買収拒否
MicrosoftのYahoo買収提案を受けて、Googleが買収を阻止すべく救いの手を差し伸べたことは前回申し上げましたが、先日Yahooは社員に向けて「マイクロソフトによる買収行為を防ぐあらゆる対抗措置を行う」旨をメールした模様です。
”株主に対しベストを尽くす”ために対抗措置を講じるとの事ですが、株主のことを本気で考えているのであれば、マイクロソフトに買収されたほうが良い結果になるのではないでしょうか。
Yahooにとって何がベストなのか
米国Yahoo!は1/29に2007年度の第4四半期を発表しており、売上高は18億3,200万ドル(同期比+8%)となりましたが、純利益は2億600万ドル(同期比-23%)と大幅減益となりました。
Yahooは現在、社内体制の整備と米国Googleをはじめとするライバルとの競争に苦闘しているようで、2月中旬に約1,000人の従業員を解雇することも決定しています。
今後も引き続き苦戦が強いられることが予想され、株価も低迷しているYahooは、TOB(株式公開買い付け)のかっこうの標的となります。
Googleの買収提案額が4兆7000億だったことからも、一般企業がTOBをしかけるのは難しいですが、世界を市場としているYahooは、Microsoft以外にも興味を持っている企業はありそうです。
買収を阻止して自力で立ち直ることが、株主や社員にとってベストなことなのかは分かりませんが、今回何とか阻止できたとしても、このままでは数年後全く価値が無くなったYahooが、大安売りされるニュースを見る可能性は高いような気がします。
買収提案やTOBが頓挫してしまった場合、急上昇したYahooの株価は、元に戻るどころか上昇前よりも下落してしまうのでしょうか。
Yahooには今後株主を満足させられるだけの秘策があるとでもいうのでしょうか?
Microsoftによる買収提案は”拒否”で結論が出た模様
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは9日、消息筋の話として、「Yahoo!は買収提案を拒否する方針を固めた」と伝えています。取締役会は、11日にもマイクロソフトとの直接会談により、買収拒否をする意向を正式に伝える見通しとのことです。
同取締役会は、「Yahooの社内文化とマイクロソフトの社風とが相容れない」、「ヤフーの価値を低く見積もり過ぎている」ことを買収拒否する理由として挙げています。
これにより、Microsoftが敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛ける可能性が非常に高くなったとも言えます。
正式発表後のMicrosoftの対抗策と、Yahooに救いの手を差しのべる予定があると申し出たGoogleの動きから目が離せません。
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