2008/2/7
Filed under: 企業分析, 4- アフィリエイト — パシフィカス @ 6:29:03

SEO企業もアフィリエイトと同じ道を進むのか|Vコマース本決算発表

2/6にアフィリエイト事業大手のバリューコマースが、平成19年12月期の決算を発表しました。

Vコマース19年12月期決算短信(PDF)

売上高でどうにか前年度を上回ったものの、営業利益・経常利益・純利益とも大幅な減益となっています。

2/1に業績予想の修正(PDF)を行っており、それを受けて2/4、5は値幅制限いっぱいのストップ高となり、昨日も一時ストップ高手前まで暴騰しました。

2/1のIRを見て来期はいけると判断し、購入に踏み切った方もいたことでしょう。

しかし、昨日発表されたバリューコマースの来期予想は、買い方の期待を大きく裏切るものでした。

Vコマース来期予想

バリューコマースは、業績予想に幅を持たせる特殊な形態をとっていますが、個人的には来期は赤字転落する可能性が非常に高いと予想しています。しかも大幅に。

バリューコマースは、マザーズ上場時には30万円を超える株価をつけましたが、ここ数日むりやり吊り上げたであろう昨日の終値は37,150円です。

1年半の間に株価は十分の一ほどになりましたが、仮に来期予想上限の一株利益820円で換算しても予想PERは46倍であり、割高と言える水準だと思います。

アフィリエイト関連企業の末路

バリューコマースと同じく、アフィリエイトがピークを迎えた2005年~2006年に上場したアフィリエイト企業のA8.netを運営しているファンコミュニケーションズや、JANet、Smart-Cを運営しているアドウェイズも業績の悪化と共に株価は、ピーク時の数十分の一となっています。

一見好業績に見えるファンコミュニケーションズも実態はどうなんでしょうか。いまのところ一人勝ちの様相ですが、今後大幅な下方修正が出ないとも限りません。

アフィリエイトの未来が明るくないことは、誰もが予想したことではありますが、こんなにも急速にアフィリエイト事業が衰退するとは思っていませんでした。

SEOもアフィリエイトと同じ道を進むのか?

2008年度には、市場規模が100億円に達すると予測されているSEO業界ですが、本当にこのまま伸び続けるのでしょうか。

もしかして今がピーク?

アフィリエイトのように急激な失速は無いにしても、SEO市場も今後数年で成長が止まると共に、横ばいもしくは右肩下がりで衰退すると考えるのが一般的です。

2008年現在、SEO・SEM企業で上場しているのはアウンコンサルティング、アイレップ、フルスピードの3社です。この3社が2、3年後に今のアフィリエイト企業と同じような事になっている可能性は大いにあると思います。

まぁSEOの需要が2、3年後に無くなっているとは思えませんので、地道にスキルを身に付け、SEO大手が衰退する頃にチャンスを伺いたいと思います。タグ:

< comments >
  1. お世話になります。

    いつも拝見しています。

    SEO業界の株価判断。
    なかなか鋭く、多面的な分析。
    こういう視点での分析が少ないので、とても冴えて見えます。
    とても勉強になります。

    コメント by 角田和司 2008/2/7 12:55:03

  2. そう言って頂けると有難いです。
    今後ともよろしくお願いします。

    コメント by pacificus 2008/2/7 19:08:28

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