米Yahoo!、Googleと提携か|合併と独占禁止法
MSNとYahooとの合併は独禁法に抵触するのか
欧米の独禁法当局は、1つの業界で競合する大手企業が3社から2社に減る場合、残った組織が価格をつり上げる危険性があるため、買収や合併に難色を示すのが通例です。
通例どおりなら、今回のマイクロソフトによるYahoo買収提案も独禁法違反の対象となり、Yahooとの今後の交渉が難しくなります。
しかし、検索エンジン業界は事実上既にGoogleの独占状態であり、合併する事によりGoogleに強力な対抗企業が生まれるという点は、独禁法当局に支持される可能性もあります。
Yahoo買収提案に対する”Googleの主張”
両社が合併すれば、Webメールやインスタントメッセンジャーで圧倒的なシェアを持つ事になり、ユーザが競合他社の電子メール、インスタントメッセンジャー、Webサービスを自由に利用できないよう不当な制限を加えることができてしまう。
マイクロソフトがパソコン業界でやってきた「ブラウザやOS問題」と同じように、インターネット業界においても、違法性のある不適切な影響力を行使できるようになってしまう。
今回の買収提案は、インターネットの根底的な原理である開放性と革新性をおびやかすものである。
Googleの主張に対する”マイクロソフトの主張”
Web検索市場はGoogleが支配しており、マイクロソフトとYahooが合併しなければ、市場競争は衰退するばかりだ。
Googleは現在Webの支配的な検索エンジンとなっており、世界の検索広告市場で約75%のシェアを持ち、Web検索では米国で65%以上、欧州で85%以上のシェアを持っている。
MicrosoftとYahoo!のシェアを合わせたとしても、米国で30%程度のシェアでありGoogleの優位性は変わらない。
GoogleがYahoo!に助け舟
買収防止策としてGoogleは、Yahoo!に対して助けの手を差し伸べる用意があることを申し出ているようです。こういうのも一応ホワイトナイトって言うのでしょうか。
Googleからの提案に対しYahooは、マイクロソフトの提案とともに、検討中とのコメントを残しています。
Google、マイクロソフトともかなり必死なようですが、Yahooもこれをチャンスと見て、色々な可能性を模索しているようです。
Yahooにとって今回のGoogleからの申し出は、マイクロソフトから提案のあった買収金額を吊り上げるには、またとないチャンスです。
YahooのCEOであるJerry Yang(ジェリー・ヤン)氏がマイクロソフト嫌いであることは有名ですが、いくらなんでもYahooがGoogleの提案を受けるとは思えません。しかし、それを利用して結論を先延ばしにする可能性は非常に高いと思います。
Googleの参加により、なんだか盛り上がってまいりましたが、買収額を吊り上げようとした結果、マイクロソフトとの話が破談となり、さらにGoogleからの助け船も来ず、というオチになりそうな気がしないでもないです。
Yahooさん、あまり頑張らない方が良いと思いますよ^^
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