2008/1/13
Filed under: SEO, 企業分析 — パシフィカス @ 14:59:02

中国の検索エンジン大手「百度(バイドゥ・ドット・コム)」が日本参入

百度が日本の検索エンジンを席巻する日がくるのか

世界3位の利用者数を誇る中国の検索サイト百度(バイドゥ・ドット・コム)が1/23に日本の検索エンジン市場へ本格参入します。

世界3位と言っても、「ただ単に中国の人口が多いだけだろ」という意見があると思いますが、今のところはまさにその通りです。しかし、中国ではgoogleとyahooを抜いて検索サイト利用率ナンバー1となっています。

百度は、日本を海外進出の足がかりと位置づけ、2006年12月には日本法人である百度株式会社を設立しています。2007年3月にBaidu.jpのベータ版サービスを開始し、2007年6月には百度公司の社外取締役としてソニー前会長の出井伸之氏が就任しています。

今後は、ウェブ検索や画像検索の精度を上げると共に、中国市場で人気を集めている地図や音楽の日本語による検索サービスを投入する予定となっています。

百度とアメリカ

百度の創業者ロビン・リーは、北京大学を卒業後アメリカへ留学。その後中国へ帰国して2000年1月に百度公司を創業しています。百度は瞬く間に中国全土に拡がり業績もうなぎ登りとなり、2005年5月にはアメリカNASDAQ市場に上場しました。

上場初日には、公募価格の5倍弱となる123ドルまで急騰し、当日の上げ幅である354%という数字は、アメリカの証券市場(IPO初日)における最大上げ幅となり、一気に注目を集めました。

百度のクローラーが日本を賑わせていた

日本の百度を設立した頃から、百度のクローラ(Baiduspider)が日本のサイトへ過剰なクローリングを行うようになり、大手掲示板サイトなどへのアクセスが困難になる事態が発生し、Baiduspiderからのアクセスをブロックする動きが見られるようになりました。

この件に関して百度は、2007年3月日本法人のウェブサイトにおいてBaiduspiderが過剰な負荷をかけたことを謝罪するとともに、5月には負荷の少ない新型クローラーBaiduCheckerを投入ています。

今後百度対策が必要になるのか

百度トップのデザインは、当初Googleから技術供与を受けていた影響か、Googleに似たシンプルなデザインとなっています。

色々なキーワードで検索して見れば直ぐに分かることですが、ベータ版ということもあり現時点では百度の検索精度はかなり低い模様です。

中国では検索できないキーワードである「天安門事件」や「法輪功」といったNGワードも、日本の百度では問題なくヒットしますので、日本の百度を中国から利用しているユーザも多いようです。

今後、百度が直ぐにgoogleやYahooを脅かす存在になることは考えにくく、当分の間はSEO対策として百度対策が必要になることはなさそうです。しかし、googleが直ぐにyahooを抜いて検索エンジンのトップに躍り出たように、百度も検索エンジン業界に何かしらの影響を及ぼす可能性は高そうです。

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